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2019/07/16

レズといってもいろいろ

181256 ← ヴァージニア・ウルフほか 著『新装版 レズビアン短編小説集 女たちの時間』(利根川 真紀 編訳 平凡社ライブラリー ) 「幼なじみ、旅先での出会い、姉と妹、ためらいと勇気。見えにくいが確実に紡がれてきた「ありのままの」彼女たちの物語」。

 『新装版 レズビアン短編小説集 女たちの時間』を一昨日より読み始めている。
 まだ、四篇しか読んでいないが、表題のレズビアンとは(期待とは)相違して佳品揃い。静かな感動を覚える。どうやら、レズビアンといっても、性的な意味じゃなく、女性同士の交流という幅広い括りのようだ。その中のひとつの形として、所謂性的なレズもあるらしい。思えば、男同士の友情や関りを描いた小説は少なからずある。女性同士の友情や思慕を描いた作品は日の目を見る機会が少なかったのかもしれない。今後、どんな作品が読めるのか、楽しみ。

1563272918909353 ← 隣家との境をなす小道での防草シート張り終了。シートの一部を破って隣家の布石などを覗かせるのに苦労。あとは、後日、玉砂利を敷いて化粧して完成。 なぜ後日か。実は、シート張りの作業の前に、畑や庭の雑草退治に既に大童だったのだ。雨続きでちょっとサボったら悲惨な状態だった。腰の高さにまで草が伸びている。

 一方、メロンもだが、小玉スイカが幾つか生っていた。今夏は食べられるかもしれない。ただ、いつ収穫すればいいのか分からない。隣のカボチャは確かめるのを忘れた。
 庭仕事に慣れている我輩も、今日の作業はヘビーだった。シャワーや冷たいお茶がうまい! そういえば、ミカンも生り始めている。今秋か冬にはミカンが数年ぶりに豊作かもしれない。カキやクリ、キウイはどうか。キュウリは三つだけ。育ちすぎて腕より大きい。既に黄色く変色。

 もうへとへと。ロートルは翌日に節々に痛みが出るというが、もう、痛み始めている。頑張り過ぎた。

1563179330172936 ← 鳥たち。雀だったり鳩だったり、この小鳥だったり。こんなところに餌、あるの? まわりはコンクリートジャングルジムだよ。何かあげたいけど、我輩、ダイエットなんだ。先日、読んだ鳥の本でかんじたこと。確かにきんねんの研究で一部の鳥は賢いってことが分かってきたけど、賢いからいきのびるとは限らない。下手に環境に適応して、反って進化の袋小路に嵌まるかもしれない。ただ、云えそうなのは、成長の早い小鳥は進化が早いからサバイバルの可能性は高いかも。頭(知能)より、数打ちゃ当たるってことか。結論が雑過ぎるか。

206259 ← 三島由紀夫 著『作家論 新装版』 「森鴎外、谷崎潤一郎、川端康成ら作家15人の詩精神と美意識を解明。(中略)〈解説〉関川夏央」

 三島由紀夫が作家論なんて、違和感があった。そもそも、昔は少しは評論の類いも読んだが、今は敬遠気味。三島自身、作家論なんて試みるつもりはなかったらしい。では、なぜ? 本書中の大半は、文学全集の解説として、書き下ろしたとか。三島によると、ここらで、いろんな作家の文業をまともに勉強してみようと。どこまで本音やら。なぜなら、彼が解説したい作家を選んだ訳じゃなく、出版社から依頼された作家について解説している。遣り甲斐がある作家と、仕方ないなという作家との、熱意の差! ただ、案外、真面目に解説しているのが好ましい。

61o3g2ovrcl-2_20190716204301 ← 新田 次郎 (著) 『桜島』 (中公文庫)  「桜島」「神通川」「北方領土」を含む。父の蔵書。

 最初は、「桜島」。大正3年の噴火から40年、大学から教授の差し金で研究者(の卵)が桜島研究調査のため、派遣される。桜島に張り付けるようにして、研究させようという教授の思惑がある。彼はそんなことにはお構い無く、やるだけのことはやろうと思うだけ。実は、彼の伯父も当時、研究者として桜島に来ていて、被災したらしいのだが、誰も消息を知らない。

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