息がそのままに形になる
← この画像で分かるかな。買い物の帰り、普段は覗かない用水路の底に水鳥の親子たち。吾輩が水入らずの親子を撮影してても、知らん顔で寛いでいる。子供たち、何羽いるのかな。あんな場所で遭遇するなんてびっくり。農業用水は巡っているけど、大きな川も川原もない。草叢があるだけ。このあと、何処へ移動するのか。その前に餌があるのか。田圃は近くには皆無だし。
お昼前、ようやく起き上がって、シャワーを浴びる。少し、目覚めた。真昼の浴室。汚れが目立つ。せっかくなので、タイルの目地を指の爪でガリガリやってシャワーで流す。爪を切る手間がちょっと減る。ついでなので、水の流れ口付近を綺麗に。吾輩は、蓋も中にへばり付く抜け毛などは、手(の指)で摘まみ出す。あとは専用の古いじゅろタワシで、ゴシゴシ。パイプの中などは薬剤もあるが、使うのは数か月に一度くらい。
← ルネ・ラリック展へ。吾輩、備前焼などの陶器もいいが、ガラス作品が好き。恐らく、若いころ、好きな人にずっしりと重いガラスの鳥の置物をもらった思い出があるからかもしれない。それはともかく、融けたガラスを息を吹くことで器に仕立てるその光景が好き。まるで息がそのままに形になるような錯覚を味わえるからだ。傷つきやすきはガラス。
朝から不愉快。吾輩は徹夜仕事。丑三つ時前後に帰宅し、寝るのは未明の3時か4時前。寝たのかどうか分からないでいたら、ドアチャイムの鳴る音。時計を見たら、七時前。誰だ?こんな非常識な時間にチャイムを鳴らすなんて。起きる元気が出ず、無視していたら電話が。となると余程、緊急の用事か。まさか親族に不幸が?電話に出ると、町内会の用事。急ぎじゃない。お昼頃で十分。こんな早くに何ですかと、不機嫌な声で聴いたら、じゃ、何時にしますか、だって。そういうことじゃなく、徹夜仕事の吾輩には早朝に起こされたこと自体が不愉快なんだよ。
ところで、町内会でのこと。班ごとに週二度の燃えるゴミの日の当番が巡ってくる。が、今年度は、班長になったこともあって、燃えるゴミ以外の資源ゴミの小屋当番になった。令和になって最初の務めがゴミ小屋当番。
吾輩、とんでもない勘違いをしていた。確かに資源ゴミ小屋の当番になったのだが、それはあくまで五月だけのことで、月が変われば当番も変更するのだと、今日、分かった。相変わらずドジな吾輩である。
← 中上 健次 (著) 『地の果て 至上の時』 (新潮文庫) 「腹違いの弟を殺害した罪により、大阪で服役していた竹原秋幸が、三年ぶりに故郷に帰ってきた。しかし、その紀州・熊野の地にも都市化の波が押し寄せ、彼が生まれ育った「路地」は実父・浜村竜造の暗躍で消滅していた―。父と子の対立と共生を軸に、血の宿命と土地の呪縛が織りなす物語を重層的な文体で描く、著者渾身の力作。『枯木灘』『鳳仙花』に続く紀州神話の最高到達点」
中上 健次 作の『地の果て 至上の時』を読み始めた。四半世紀ぶりか。読書メーターを利用し始めてから、『岬』や『枯木灘』などを読んだ。昔は、その濃密な世界に圧倒され跳ね返されたが、マルケスやアジェンデなどを読んで、肉体や観念や歴史や情念の滾る世界に免疫を持ったこともあってか(?)、以前よりはその重苦しさすら親しめる。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 覆水盆に返らず(2023.10.05)
- 勧められはしたものの(2023.10.04)
- 数学は数楽じゃなく、音楽は音学じゃない(2023.10.03)
- 海の青、空の青、白い雲、船影…(2023.09.30)
- 富山…中秋の名月は望めず(2023.09.29)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 覆水盆に返らず(2023.10.05)
- 勧められはしたものの(2023.10.04)
- 数学は数楽じゃなく、音楽は音学じゃない(2023.10.03)
- 海の青、空の青、白い雲、船影…(2023.09.30)
- 富山…中秋の名月は望めず(2023.09.29)
「恋愛・心と体」カテゴリの記事
- 覆水盆に返らず(2023.10.05)
- 勧められはしたものの(2023.10.04)
- 数学は数楽じゃなく、音楽は音学じゃない(2023.10.03)
- 海の青、空の青、白い雲、船影…(2023.09.30)
- 富山…中秋の名月は望めず(2023.09.29)
「写真日記」カテゴリの記事
- 覆水盆に返らず(2023.10.05)
- 勧められはしたものの(2023.10.04)
- 数学は数楽じゃなく、音楽は音学じゃない(2023.10.03)
- 海の青、空の青、白い雲、船影…(2023.09.30)
- 富山…中秋の名月は望めず(2023.09.29)
コメント