「我が母なる暗黒」へ
下記しているが、今日は快晴で、湿気もなく、外仕事にもいいし、バイクを駆るのもいい。だが、今日は気になる展覧会へと、富山市の中心部へ。ガラス美術館での「ルネ・ラリック展」と、高志の国文学館での「宮沢賢治 童話への旅」の二つを見て回った。
吾輩、備前焼などの陶器もいいが、ガラス作品が好き。恐らく、若いころ、好きな人にずっしりと重いガラスの鳥の置物をもらった思い出があるからかもしれない。それはともかく、融けたガラスを息を吹くことで器に仕立てるその光景が好き。まるで息がそのままに形になるような錯覚を味わえるからだ。鳥の置きものがないかと売店で探したが見つからなかった。
宮沢賢治の展覧会。賢治の作品のすばらしさは今更言うまでもない。今日は、賢治の作品に寄せる、さまざまな画家(挿画家)らの絵の数々を楽しめて、新鮮な感動を覚えた。図録が欲しかったが、作っていないという。がっかりである。
← ジェイムズ・エルロイ作『わが母なる暗黒』(佐々田雅子 文藝春秋)「少年エルロイを狂わせた母の死。歪んだ前半生を越え、今、彼は事件の再捜査に挑む。母への愛と憎悪が荒れ狂う悲痛で凄絶な自伝」
ジェイムズ・エルロイ作の『わが母なる暗黒』を読み始めた。気になっていた本、結構人気のある本。書店で注文しても入手できず、古本でゲット。ようやく読み始める。
読みだしてみて、意外過ぎる冒頭の百頁が吾輩を戸惑わせる。なかなか犯人に辿り着かないと、もどかしく感じていたら、エルロイの母が殺害された事件は未解決だったのだ。580頁以上の大著。ま、じっくり取り組む。
← 茶の間(居間)の壁面は、絵画でいっぱい。10枚ほど。言うまでもないが、複製画ばかり。中には、貰ったカレンダーもある。日付けは引っ剥がして、作者名は分からないものの、気に入った絵だけを飾る。しかも、額入り。遠目には、本物と見紛う……はず!
← 北斎や広重、名前不詳の画家たち、向井潤吉、東山魁夷、滝平二郎など。寝室には、パウル・クレー、ロートレック、フリードリッヒ、デューラー、アングルなど。いずれも好きな画家。それぞれに展覧会に足を運んだ思い出もある。内緒だが、女優さんの写真(雑誌などからの切り抜き)もさりげなく(目立つように)! 父母らの遺影は、父母の遺品室や仏間に。
← 今日は休み。晴れ。自転車を駆ってガラス美術館で開催中の「ルネ・ラリック展」と、高志文学館で開催中の「宮沢賢治 童話への旅」展へ。ラリックの作品もいいが、宮沢賢治展で観た様々な画家・挿画家の童画の数々がよかった。ただ、地方展の常だが、図録は作成していないという。売店には、賢治の小説と挿画家たちの作品とのコラボになっている童話集が並んでいた。まさか、その全てを入手するわけにはいかない。吾輩には、図録のない展覧会は、余韻を楽しめないこともあって、味気ない。
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