検査結果が思わしくない
← ダナ・スターフ著『イカ4億年の生存戦略』(和仁良二 エクスナレッジ)「哺乳類が現れる前、陸を恐竜が闊歩していたころ魚が現れる前、海には頭足類がいた。とてつもなく巨大なもの、あきれるほど奇妙なもの…原初の海に生まれた単細胞のコロニーから今夜の食卓にのぼるイカまで、何億年もの進化の跡をたどる壮大な物語が幕を開ける」。
極めてシンプルな作りの本。ハードカバーじゃないのはともかく、著者名が表紙を除けば、奥付にしかない。中を開いても、題名だけ。解説はおろか、訳者による後書きもない。挿し絵は載っているけど、カメレオンなど比じゃない体色を変化させる能力(時には1秒に4色も!)があるのに、カラー写真が一枚もない(カバーすら手描きの愛らしい絵)。内容が充実していればそれで十分だけどね。
← 富山県で一番、人が集まる人気スポットは、立山黒部や雨晴、五箇山とかではなく、「冨岩運河環水公園」。元は貯木場で、運河で海に繋がっている。運河には遊覧船も。この運河には未解決の公害問題がある。ある企業の垂れ流した有害物質がそのまま。富山と言えば、イタイイタイ病。長年の難行の末、一定の解決を見た。が、この運河の汚染物質はそのまま。せいぜい、覆土でお茶を濁すだけ。運河もだけど、地下水が汚染しないのか。井戸を掘るのが当たり前に行われる富山なのだが。
古い資料だけど:「富岩運河等におけるダイオキシン類の汚染原因等について(概要)」「富岩運河のダイオキシン類対策を考える」
← 大野 晋/丸谷 才一『光る源氏の物語〈下)』( 中央公論社)「男女の仲にこれほど拘泥し執着した「源氏物語」講義がほかにあったろうか。王朝貴族の夜と昼が言葉の鋭い把握によって匂い立つ」。
上掲書を昨日未明、読了した。実に読みごたえがあった。対談の充実ぶりに感心。読了に時間を要したのは、読み飛ばしたくなかったこともあるが、引用されている原文を読み解くのに苦労したから。結局、読み切れず、付されている丸谷氏の現代語訳に頼るばかり。情けない。年内にも再読する。谷崎か誰かの現代語訳源氏物語も読みたい。
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