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2019/05/06

カネのなる木があるじゃなし

1557009719677999  ← カネのなる木を庭先に植えた。一昨年、親戚から一株分けてもらったもの。鉢植えだったが、やや窮屈になってきたので、外に。庇の下なので、雨などの直撃は受けない。風も、生け垣などで防がれる。さて育つかな。ちなみに、親戚の木は、玄関先で大人二人でやっと抱えられるかというほどの大きさに育っている。

 今日は午後から雷雨。雷はやがて止んだが、雨は夜半過ぎまで続くよう。なので、今日は庭や畑仕事はお休み。源氏についての本、フェルメール(レーウェンフック)についての本を読んで過ごした。

321806000092 ← エミール・ギメ著『明治日本散策 東京・日光』 (訳 岡村 嘉子  解説 尾本 圭子 角川ソフィア文庫 )「新訳と挿画140点でよみがえる、フランス人実業家の明治9年の日本紀行」。同行画家レガメの挿画が豊富に。 

 ひと昔前の日本の世相を知りたくて、書店で見つけて衝動買い。明治の半ば前。つまりは、曾祖父の時代、本家から田を分けてもらって、今の地に分家した頃の風俗など。

 といっても、我が富山の本は少ない。本書も例外じゃなく、東京がメイン。ま、我輩が30年、居住したので、馴染み深い町の明治の風物詩という意味では、興味津々。この手の本は、読書のテーマのひとつ。
 読みだしてみて、これは掘出し物と感じた。事情に詳しくない外人だからこその、誤解を含めての新鮮な観察。レガメの手になる挿し絵(カメラ代わり)も豊富だし、観ていて楽しい。原書は1880年。この翻訳は、いきなり文庫に入ったのかな。あとがきは今年の沈丁花の頃で、刊行は4月25日。出たてのホヤホヤだ。
 高輪の旧高松宮邸や東海禅寺にも徒歩数分の所に10年ほど住んでた。豆大福で有名な店の前も何度か通った。所謂、古代の東海道沿いの道。

 そうそう、赤穂の浪士・四十七士で有名な泉岳寺も近くにある。何度か訪れたが、いつも線香の煙が絶えない。

1557111863121191  ← 表の庭の生垣に蔦のような謎の植物が繁茂。お蔭で、正真正銘の生垣に。

 英語教育の高まりもあってか、電子辞書の売り上げが久しぶりに前年度を上回ったとか。そう言えば十数年前、高価な電子辞書を買った。七万円以上! 鳥だと、画像はもちろん、鳴き声も。10年ほどは使っていない。
 電子辞書、何処の隅っこで、埃を被っていじけていることやら。パソコンやスマホには勝てない。今も稼働するのか。動くなら、受験生の子にやっちゃうんだが。

1557111606992967 ← 表から裏の庭に続く小道。苧環がいよいよ盛りで、文字通り、苧環の小道に。「花の形が、昔の糸を繰る道具に似ていることから、この名が付いたと云うことで、「繰り返す」という言葉の枕詞になってい」るとか。ちなみに、以下のような歌があるとネッ友に教えていただいた。

しずやしず しずのおだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな。(静御前)

  朝はカーテン越しにも明るい陽射し。窓外は晴れている。が、予報では午後の三時頃から雨の予報。空を窺う。うーむ、怪しい。スーパーが開店する十時まで軽く読書。いつもならお昼過ぎに買い物に行くのだが、天気が崩れそうなので、午前中に買い物へ。風も何か湿っているような。朝食と昼食を兼ねる食事を済ませ、食器類を洗ったら、ゴロゴロという雷鳴。そしてザーという雨音が家の中にいても聞こえてくる。早めに行動してよかった。庭の植物も幾つか撮影したし。


 既に、咲き終わった植物。馬酔木や椿。ボケ。咲いている植物。ツツジ、イモカタバミ、ムラサキツユクサ、ドウダンツツジ、オダマキ、モクレンなど。咲きそうな植物。尽き抜き忍冬。バラや鈴蘭は未だかな。ホタルブクロは梅雨か。

 あ、馬酔木はあの小花がどんどん散っている最中。雨や風に吹き寄せられて庭の隅に溜まっている。

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