カネのなる木があるじゃなし
← エミール・ギメ著『明治日本散策 東京・日光』 (訳 岡村 嘉子 解説 尾本 圭子 角川ソフィア文庫 )「新訳と挿画140点でよみがえる、フランス人実業家の明治9年の日本紀行」。同行画家レガメの挿画が豊富に。
ひと昔前の日本の世相を知りたくて、書店で見つけて衝動買い。明治の半ば前。つまりは、曾祖父の時代、本家から田を分けてもらって、今の地に分家した頃の風俗など。
といっても、我が富山の本は少ない。本書も例外じゃなく、東京がメイン。ま、我輩が30年、居住したので、馴染み深い町の明治の風物詩という意味では、興味津々。この手の本は、読書のテーマのひとつ。
読みだしてみて、これは掘出し物と感じた。事情に詳しくない外人だからこその、誤解を含めての新鮮な観察。レガメの手になる挿し絵(カメラ代わり)も豊富だし、観ていて楽しい。原書は1880年。この翻訳は、いきなり文庫に入ったのかな。あとがきは今年の沈丁花の頃で、刊行は4月25日。出たてのホヤホヤだ。
高輪の旧高松宮邸や東海禅寺にも徒歩数分の所に10年ほど住んでた。豆大福で有名な店の前も何度か通った。所謂、古代の東海道沿いの道。
そうそう、赤穂の浪士・四十七士で有名な泉岳寺も近くにある。何度か訪れたが、いつも線香の煙が絶えない。
← 表の庭の生垣に蔦のような謎の植物が繁茂。お蔭で、正真正銘の生垣に。
英語教育の高まりもあってか、電子辞書の売り上げが久しぶりに前年度を上回ったとか。そう言えば十数年前、高価な電子辞書を買った。七万円以上! 鳥だと、画像はもちろん、鳴き声も。10年ほどは使っていない。
電子辞書、何処の隅っこで、埃を被っていじけていることやら。パソコンやスマホには勝てない。今も稼働するのか。動くなら、受験生の子にやっちゃうんだが。
← 表から裏の庭に続く小道。苧環がいよいよ盛りで、文字通り、苧環の小道に。「花の形が、昔の糸を繰る道具に似ていることから、この名が付いたと云うことで、「繰り返す」という言葉の枕詞になってい」るとか。ちなみに、以下のような歌があるとネッ友に教えていただいた。
しずやしず しずのおだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな。(静御前)
朝はカーテン越しにも明るい陽射し。窓外は晴れている。が、予報では午後の三時頃から雨の予報。空を窺う。うーむ、怪しい。スーパーが開店する十時まで軽く読書。いつもならお昼過ぎに買い物に行くのだが、天気が崩れそうなので、午前中に買い物へ。風も何か湿っているような。朝食と昼食を兼ねる食事を済ませ、食器類を洗ったら、ゴロゴロという雷鳴。そしてザーという雨音が家の中にいても聞こえてくる。早めに行動してよかった。庭の植物も幾つか撮影したし。
既に、咲き終わった植物。馬酔木や椿。ボケ。咲いている植物。ツツジ、イモカタバミ、ムラサキツユクサ、ドウダンツツジ、オダマキ、モクレンなど。咲きそうな植物。尽き抜き忍冬。バラや鈴蘭は未だかな。ホタルブクロは梅雨か。
あ、馬酔木はあの小花がどんどん散っている最中。雨や風に吹き寄せられて庭の隅に溜まっている。
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