愛犬の代わりの狼王ロボ
← 大江 健三郎著『キルプの軍団』(岩波同時代ライブラリー)「高校生の「僕」は,刑事の忠叔父さんとディケンズの小説『骨董屋』を読み進めていくうちに,とてつもない「事件」に巻きこまれてしまう.――人間の悪と罪,そして「ゆるし」,「癒し」とは何かを追究した大江文学の結晶」
19日付朝日新聞の鴻巣友季子氏「今読む 大江文学」欄にて紹介されていた。「本書を一冊読むことは、何冊もの本を読むことに値する」「作品の内と外にある無数の物語が響きあい、解釈が掛けあわされて、全く新しい世界が生まれでてくる」と。
なかなか大江文学に親しめないでいるが、それでも、この数年、なぜか中上健次文学と相次ぐように読むようになってきた。鴻巣さんの紹介の巧みさもあり、読みたくなったのである。
「NHKドキュメンタリー - ETV特集 アンコール「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」」を録画で観た。痛ましいほどの苦闘ぶり。使命感と、初めての事態の連続に戸惑う姿。失敗を数えたらきりがないが、その貴重な体験を後に続く医師たちに伝えないといけない。
「【番組の見どころは】 取材から見えてきたのは、いわゆる「原子力安全神話」のもと、十分な体制が整備されてこなかった被ばく医療の実態。事故の直後、日本各地から福島に駆けつけた被ばく医療を専門とする医師たちに話を聞きました。全員に共通するのは「十分に対応できなかった」という苦悩や葛藤…。そして、事故を経験した医師たちの8年後の人生とは…。」
国は一貫して原発政策を維持している一方で、責任は電力会社に。お互いに責任のなすりあい。これが被害を拡大した主因だと思う。
昔は我が家も柴犬っぽい中型犬を飼っていた。ある日、突然、死んだ。父の話によると、ネズミ取りの毒入り団子を食ってしまったとか。我輩はその犬のことは覚えていない。まして、一緒に散歩の経験(記憶)もない。家族は失敗に懲りて、犬を飼うという発想は無くした。
それでも、吾輩自身は、いつかは愛犬と散歩という夢は棄ててはいない。ただ、週に3度は早朝から夜半過ぎまでの仕事なので、飼うのは犬には可哀想で踏み切れない。猫は嫌いじゃないけど、連れて散歩は難しそうだ。犬や狼などの本を読むのが、ホンの慰みかな。
← 庭を行き交いしていたら、おや、こんなところにもジャーマンアイリスが。こっちは、土壌がしっかりしているからか、咲きかたもしっかりしている。艶やかというか、清楚で品のいい花。働く我輩を見守っていてね。
今日も庭仕事。主に車道沿いの細長い花壇(モドキ)や、側溝。名前の知らない(忘れた)木々の落ち葉が毎日すごい。常緑樹なのだが、今の時期は葉っぱの衣更えか、新陳代謝が盛んになるのか。紅葉も落ち葉の始末は大変だが、比較的時期が限られる。この木々は、ダラダラ葉っぱが散る。
晴れていたし、間もなく梅雨の時期が迫っていることだし、バイクを駆って宮崎海岸(ヒスイ海岸)などへツーリングも考えたが、風がやや強いのに日和ってしまった。まあ、週に一度、ツーリングに出るのがペースとしていいだろう。読書もしたいし、庭や畑仕事もある。町内会の雑用も(プラスチックや缶のゴミの日なのに、燃えるゴミを出す人がいて、余儀なく当番の吾輩は、我が家に持ち帰ってきた)。
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