顔を晒して働く
← ど根性〇✖▼ ネッ友によると、「鬼田平子 (おにたびらこ)」だとか。
吾輩は嘱託。ただし勤務形態は、それまでと変わらない。早朝(始業は七時前)から夜半(残業はほぼしないので、洗車を終えて)一時過ぎに帰宅。これを隔日で週に3回、月に12回。
勤務形態は一応は選択可能だが、通常の朝から夕方までというパターンは選びたくない。これだと月に24回は出勤となる。つまり、月に24回、出勤のため、スーツを着たり、朝早く起きて、会社まで行き、また帰る。当然ながら、サービス残業である洗車も24回、しないといけない。この洗車が鬼門。労働時間の対象になっていないのが実に不満。
いずれにしろ、1995年の9月にタクシー稼業の世界に飛び込んで、2007年12月までの12年と3ヶ月。その後、父母の介護などのため、アルバイト生活を送った3年のブランクのあと、富山で2011年2月からの7年あまり。通算すると、20年余りとなる。
20年となったのは、計算上、昨年の11月頃。自分へのご褒美という名目で、昨年はスクーターではあるが、バイクを買った。バイクのオーナーとなったのは、十数年ぶりである。
その間の体力の衰えは歴然たるものがある。大型スクーターで車体が重い。取り回しが緊張を強いられる。走り出すと、羽のように軽いのだが。
自分への褒美。誰にも労われることはない。
自分にとってタクシー稼業がいかに過酷かは、誰にも想像がつかない。
睡眠障害もだが、なんといっても、この顔である。この顔を晒して営業するのだ。東京時代のように、流しなら、一見の客であり、丁寧な対応に徹して、その場限りで終わる。しかし、富山は無線仕事がメイン。
会社に入って間もなく、同僚から、こんな奴がいたら常連の客が減ると言われたものだ。陰口風で、でも、俺に聞こえるように。その発言を制する人はいない。みんな内心、そう思っているのだろう。
← 蔵の脇の花壇。かなり育ってきた鈴蘭。そろそろ雨が欲しいよね。
だから、営業所での富山での仕事に慣れる期間を過ぎてからは、できるだけ営業所から遠ざかるようにしている。それどころか、今では、富山駅の北口で働いている。いうまでもなく、無線仕事の機会を可能な限り減らすため、自分が常連の客に接することで、お客を減らさないようにするためである。
会社の人たちには、会社を嫌っている、我が侭な人間と思われているのだろうが、やむを得ない。ただただ真面目にやっていくだけなのだ。
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