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2019/05/18

今は失われた中国(清)の面影…実像

1558163724581487  ← 昨日、柵(棒)が足りなくて中途になっていた、ナスやキュウリなどの畑。既に役目を終えていたキウイフルーツから支柱を持ってきた。何とか柵、完成。

 昨日、久しぶりに(令和初めて、今年に入って3回目)掃除をした。といっても、廊下の一部をウェットペーパーで拭いただけ。庭や畑、町内会の雑用、一応の仕事などで忙しく(← サボるための言い訳)、何処かで手を抜く。外回りの怠慢は近所に迷惑。家の中は、来客のない我が家は汚れ放題でも問題ない。ただ、一寸だけ掃除してみて、廊下の見違えるような変貌ぶりに感激。やはり、たまには掃除するもんだ。

1558163946251492  ← 庭や畑仕事で苧環(織田巻き)の小道を通りかかったら、何やら見馴れない花が。白の蕾や開花しているのとか。もしかして、ミカンの花? 我が家では数年、音無しだった。今年はミカンの実が生るのか。

 イザベラ・バード 著の『中国奥地紀行 2』を読了した。実に読み応えのある紀行文。観察力、的確な表現力。粘り強い探求心。イギリスの植民地だったりした清においては、特にイギリス人は憎まれ嫌われ恐れられていた。イギリス当局のお墨付きがあるとはいえ、中国の役人の目の届かないところでは、命の危険が常に。実際、投石され頭にけがをしたことも。医者の勧めで病弱の体には外地での療養がいいと長期の旅行(と呼べるのか。海外滞在だよ)に。これが病弱とは思えない(吾輩には)蛮行と言うしかない、困難極まる旅。

 イギリス政府の政治的な都合もあっての旅行だったようだが、彼女はあくまで自分の興味で旅していく。激流にこんな舟で大丈夫かと思えるジャンク舟で遡っていく。彼女に着きそう中国人も怪しい。当時、中国はケシの栽培が盛んだった。アヘン中毒患者がゴロゴロ。そう、アヘン戦争の時代でもある。アヘンの効果が切れると、働き手も動かなくなる。清が日本に負け、滅んでいったのもアヘンのせいとさえ云えそう。そうしたアヘン汚染の実態を彼女はつぶさに見聞きした(それはイギリス政府にも情報として役立ったはずだ)。

165833  ← イザベラ・バード 著『中国奥地紀行 2』(金坂清則 訳  平凡社ライブラリー)「 19世紀末、小柄な老女が揚子江をさかのぼり、陸路、漢族の世界さえ越えた地域を踏破、「蛮子」の知られざる世界を描き出す。当時最高の旅行作家の最後の旅行記をバード研究第一人者の翻訳で」。「第2巻は、保寧府から灌県、理番庁を経て、4000メートル級の山脈を越え、梭磨へ。さらに、成都から舟に乗り重慶から旅の終わりまで」。

 思えば小生がイザベラ・バードを知ったのは、ひょんなことからだった。ラフカディオ・ハーン。学生時代からのファンで、八雲の本は十数冊は所蔵している。その中に、『日本の面影』がある。さらに、関連して渡辺京二著の『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)を読んで感銘を受けた。嘗ての日本はこんなに美しい国だったのか……。

 しかし、あまりに綺麗に描かれ過ぎている。自分の中に妙なバランス感覚が働き、もっとリアルな嘗ての日本の姿を描いた本がないかと探していた。ある日、書店で自分には手付かずの文庫だった東洋文庫の棚を覗いてみた。その中に、イザベラ・バード著の『日本奥地紀行』を見つけた。これこそ探し求めていた本だと直感した。正解だった。

 その後、『朝鮮奥地紀行』『ハワイ紀行』と読んできて、ついに大著である『中国奥地紀行 1・2』に辿り着いたわけである。まだ、『ロッキー山脈踏破行』『極東の旅』などが残っている。楽しみである。訳者は強く推奨しているのだが、自分には一つだって到底、辿り直すことはできないだろう。せめて想像の中で今はなき世の面影を辿ってみたいのだ。 

9784767824994_1 ← ダナ・スターフ著『イカ4億年の生存戦略』(和仁良二訳 エクスナレッジ)「哺乳類が現れる前、陸を恐竜が闊歩していたころ魚が現れる前、海には頭足類がいた。とてつもなく巨大なもの、あきれるほど奇妙なもの…原初の海に生まれた単細胞のコロニーから今夜の食卓にのぼるイカまで、何億年もの進化の跡をたどる壮大な物語が幕を開ける」。

 読み始めるに際し、昨日、シンプルな作りにひと言した。少し読み始めて改めて。イカの画像がないことに物足りなさを感じるとも。

 が、本書はイカの四億年の生存戦略がテーマ。今まで読んできたタコについての本のように、いま生きている現況を写真を含め示すわけじゃない。となると、化石などの画像がせいぜい。考えると、本を売る戦略は難しい。画像を掲載すると、親しみやすさは増すけど、値段もそれなりになるし、我輩も手が出せなかったかも。ただ、訳者の解説を含めた後書きは欲しかったな。

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