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2019/04/04

愛しのオクトパス 愛しの馬酔木

1554359336005426  今朝も鳴き声はすれども姿は見せないイライラ。代わりに(はならないが)、姿は見せるが鳴かない野鳥が。不鮮明な画像で、名前は分からないかな。

 昨日の庭仕事は、ドブ浚い。その前日、庭仕事で落ち葉拾いしていて、ふとドブ(用水路)を覗いたら、苔(藻)や雑草が蔓延っている。ちょっとだけ掬い上げたところで、時間切れ。今日は、長靴を履き、作業着を羽織り、グローブを嵌めて、本格的に作業。18リットルのバケツで何倍も掬った。ドブの両脇のコンクリート壁に跨って、ドブの中へスコップを突っ込んで…という作業。寒かったのだが、一時間もしないうちに汗びっしょりに。約十数メートルのドブを綺麗に。作業後、シャワーと洗濯。洗濯モノは、外が寒いし雨が降るので、嫌ーな部屋干し。

 

1554366225508361 馬酔木がいっそう見事に。近所にはあまり見かけないような。

 不在者投票しようと、うっかり最寄りの小学校へ行こうとした。玄関を出て、あれっ? そうだ、投票所は小学校だけど、不在者投票は市役所だと気が付いた。誰もいない小学校に……変なおじさん出没と、電話されるところだったよ。

1554365557441519  折角なので、馬酔木をもっと近くから。白い小花がみんな真珠だったらなー。

 昔、我が家の庭の一角に馬小屋があったとか。というか、小屋があったのは、現に我輩も見て知っていた。中に藁が一杯だった。ただ、何のための小屋とは聞いていなかった。馬に荷車を引かせて、親達は20キロ離れた遠い親戚の家の田圃へ往復したとか。荷車も覚えている。我輩が覚えているのは、我が家から離れた場所にある田圃へ、荷車を父母らと共に引いていったこと。もしかしたら、まだ、麦畑だったかもしれない。

808_3 ← サイ・モンゴメリー著『愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界』(亜紀書房 ) 個性豊かなタコたちと、八本の腕と吸盤を通して交流を重ねるうち、著者は他者なるものが持つ「もうひとつの知性」の可能性を感じ始める。

  サイ・モンゴメリー著の『愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界』を読了した。著者は、ナチュラリスト。
 この前に読んだピーター・ゴドフリー=スミス 著の『タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源』(夏目 大 (翻訳)  みすず書房)は、専門家が書き手。全く視点も関心も違う。
 タコの体には青い血が流れ、三つの心臓が脈打っている。神出鬼没で変幻自在。短い生を好奇心たっぷりに過ごす。多くは単独で生きる。子を孕むと、食べるものも食べず、ひたすら卵を守る。子が孵ったら、力尽きたように間もなく朽ち果ててしまう。
 サイ・モンゴメリーは、タコに一目惚れ。まさにぞっこんで、ついには決死の思いで潜水を覚える。鼓膜の敗れる危機や溺れそうな事故モドキも、タコ愛、タコを海のその場で観察したい、一緒に泳ぎたいという一心で乗り切った。
 主人公はタコたちだが、筆者らはタコに心があると信じている。心の交流が叶っていると実感している。本書には幾多のドラマが描かれているが、その感動は読んで確かめるしかない。

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