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2019/04/23

富山駅の南北連絡通路(仮)開通

1555899491299681  ← 駅の一角の花壇。雑草。昨日、我輩が刈っていたのも、まさしく画像の草。10センチくらいなら可愛いものだが、50センチを越えたりすると、脅威。花壇が埋め尽くされ、側溝に垂れ、壁なトタンの裏側に入り込み、我が家が雑草に埋もれた小屋と化す。食い止めなきゃ! SNSサイトで教えてもらったのだが、カラスノエンドウ(烏野豌豆)だとか。

 過日のこと。ある交差点。信号が赤になり、ブレーキペダルを踏んだ。が、何故か止まるようであり、その実エンジン音が高まるようである……いや、間違いないエンジンの回転数が上がっている。と、止まらない?! 焦った。足元を確かめてみた。どうやら、足、8割りがたはブレーキペダルだが、2割くらいはアクセルペダルに懸かっていたようだった。慌てて足の位置を修正。事なきを得た。やばかった。最近、ブレーキ動作を口実にする重大事故が頻発していることから思い出したので、メモしておく。

 昨日、台所に立ったら、ブーンと一匹の蝿。流しの前面の磨りガラスをうろちょろ。光へ、というのか、出口を求めている。殺すには忍びない。一匹だけだし。ソウーッと、磨りガラスの窓を開けてみる。警戒したのか、蝿は台所の何処かへ消えていった。我輩は、台所から隣の居間へ。本を読んだり、お茶を飲んだり。蝿のことなど、すっかり忘れてしまった。どれほど、茶の間で過ごしただろうか、湯呑みを洗いに台所へ。流しに立ったら、蝿が。心もち、動きが鈍くなったような。あるいは、気のせいかもしれない。蝿が可愛そうで、また、窓を開けてみる。

 余計なお節介と思いつつも、手で開けたところへと誘導してみる。すると、蝿ったら、素直に導かれ(?)、あっさり窓の隙間から外へ。しばし、愚考を重ねる。蝿は何故、素直に出ていったのか。たまたま、手の動きに釣られただけなのか、動き回りすぎて体力を消耗し、思考力(警戒する気力)をも磨り減らし、つい風の流れに身を任せたのか。これはないとは思うが、我輩の人徳の賜物かもしれん、などと思ったり。真相は如何?

41akdurvbml__sl500__1 ← ルイス・トマス著『科学者の夜想』(沢田 整訳 <地人選書21> 地人書館) 「アメリカの病理学者(中略)が,医療制度,科学研究資金や核兵器競争について語り,また,分子生物学の歩み,自然の歴史,生物医学研究の恩恵について述べた珠玉のエッセイ集」 昭和61年。 

 ルイス・トマス著の『科学者の夜想』を読了した。車中の友として、楽しませてもらった。
 本書は昭和61年の本。古い…のだろう。特にエッセイとはいえ、サイエンスをメインの書なのだから、言及されるデータや研究成果は最新であることが肝要だろう。実際、自分が一般向けであろうと、サイエンス本を買う場合は、よほど、古典とされるような本とか、高名な学者の著作でない限り、新刊から興味を惹く本を選ぶ。

 正直、題名の夜想という文言に釣られたという側面も否めない。吾輩には殺し文句なのだ。その上で、本書を読んで、なるほど今では古くなった話題が多いのは事実。それでも、最後は科学とは、人間力だと感じさせられた。

「科学」と「人文学」との対立(日本では理系と文系との断絶か)が本書が書かれた当時、深刻な社会問題にまでなっていたとか、基礎科学じゃなく応用科学への予算配分が目立つとか、特に軍事予算への偏りとか、まるで今の日本のようだ。

 さらに、当時、核兵器の脅威が現実のものだったことが痛感させられる。当時と書いたが、トランプ大統領の登場で、実用可能な核兵器開発が現実味を帯びていて、過去の問題ではなく、今の課題だという認識が強まってしまった。

 トマスは、すべての学者は当惑(bewilderment)こそが共通の世界観だと強調する。どんな高等な教育機関でも、奥の暗いところにしまい込まれて、日の目を観そうになると、押し込められてしまう。屋根裏部屋にあって窓から我々を覗いている。科学がどんなに進んでも、自分自身のことは一番わかっていない。知識が増えるほどに、我々はますますわけがわからなくなるし、そうでないといけないと言う。

 吾輩自身は、文学や哲学、科学に通底する基本は、驚異の感覚、センス・オブ・ワンダーだと思っている。あり触れた日常こそが深淵に満ちていると感じている。だからこそ、そこからあらゆる探求が始まるのだし、その探求に終わりはないのだ。 科学する対象(に限らないと思うが)は、常に古くて新しいのである。

1555896683405339 ← 富山駅の南北連絡通路(仮)が昨日(21日)開通。今朝もマスコミ陣が通る人たちに取材していた。通路を使って構内に入ってみると、改札や広いフロアーが。ただ、まだ工事中で、フェンスで囲われた一角からは、気になるほどではないが、カンカンという音が聞こえてくる。来春、南北の路面電車が繋がる。人の流れも変わる。駅の北口は、南口の賑わいに比べ静かで、裏口と呼ぶ人もいたが、これからは様相を一変させるに違いない。北口に、もっと光を!

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