« 愛しのオクトパス | トップページ | 愛しのオクトパス 愛しの馬酔木 »

2019/04/03

春の雪が桜に

9784480094575 ← 中西 進 著『万葉の秀歌』(ちくま学芸文庫)


 万葉集は、全部を通して詠むのは大変。つい、詠み飛ばすことも。横着して、こっちにするかな。あー、でも、富山(高岡)だと、小学生でもイベントに参加して朗唱する。恥ずかしくないのか、お前! はい、恥ずかしいです。


 そのイベントとは、「高岡万葉まつり



 万葉集の中で好きな歌は数々あるけと、例えば「天の海雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(柿本人麻呂)や、「石走る垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも」(志貴皇子)など。


 美空ひばりが歌ってヒットした「みだれ髪」(作詞:星野哲郎)の歌詞(の一部)にある、「春は二重に巻いた帯三重に巻いても余る秋」は、恐らく、坂上大嬢郎女歌である「一重のみ 妹が結びし 帯をすら 三重に結ふべく 我が身はなりぬ」がベースにあると思われる。素養があっての作詞なのだろう。


 寒い! 雨(霙)は止んだ。すると、声はすれども姿は見せない歯痒さが今朝も。代わりに…なのか、声は出さねど姿は晒す野鳥が庭先の木の葉っぱ(か芽)を啄んでいる。茶の間からスマホで撮影を試みるも、叶わず。


1554172493703707_1 朝には雨も上がり日がさしてきて、暖かくなるのかな、と思っていたが、昼になっても、氷雨のような雨。茶の間の窓外に木瓜の花が見える。雨降りのメリット(?)は、庭仕事しないという口実になること。ところで、玄関の戸をソッと開けたら(この頃、野鳥が見えるかもと、こそこそしてる)、案の定、入り口付近にある老梅の枝に野鳥が止まっている。百舌鳥か椋鳥か分からない。あちらこちらに移っては、何やら啄んでいる。撮影できず。カメラ……の出番かなー。
 テレビ番組での情報だが、万葉集「令和」の由来にも関わっている大伴旅人の子孫の方が、存命で、放生津(ほうじょうづ)八幡宮の宮司を務めておられるとか。


 放生津八幡宮は、富山県射水市八幡町に所在する神社。

|

« 愛しのオクトパス | トップページ | 愛しのオクトパス 愛しの馬酔木 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

文学散歩」カテゴリの記事

恋愛・心と体」カテゴリの記事

写真日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 愛しのオクトパス | トップページ | 愛しのオクトパス 愛しの馬酔木 »