苧環の小道で銀河を想う
← 苧環の花が咲き始めた。表の庭から裏の庭に続く小道は、雑草は、片っ端から毟っているが、苧環だけは温存している。やがては、苧環の小道に。
過日、宇宙(ストリーム)を巡る番組(NHK)を観ていて、初耳の研究成果を知った。
電波望遠鏡での観測データの分析で、我々の銀河系のような安定した銀河は、珍しいのだとか。従来は銀河系は、ありふれたものだったはず。多くの銀河は、生まれて数十億年で衝突を繰り返し、その影響で超新星爆発を数多く起こす。すると、爆発した超新星から多量の高エネルギーの放射線を発する。過剰な微粒子を被爆すると仮に何らかの生命体が生まれても、破壊されてしまう。
我々の銀河系は、誕生した初期段階では、大規模な銀河同士の衝突は免れていて、お陰で超新星爆発の頻度も少なく、生まれた生命体が死滅することがなかったと考えられる。いずれにしても、我が銀河系は、稀少な安定した銀河であるらしい。となると、近年言われているがよりも生命体は珍しい存在だということになる。
参照:「NHKドキュメンタリー - コズミック フロント☆NEXT「あなたと宇宙を結ぶストーリー 銀河大衝突」」
← 内庭のツツジ(?) 数あるツツジの木だが、開花し出したのは数本だけ。このツツジは、残念だけど、生垣に阻まれて車道からは見えない。
車中では、『金瓶梅』を、自宅では、ジョン・D・バロー著の『天空のパイ 計算・思考・存在』(訳者林大 みすず書房)や、大野 晋/丸谷 才一の2人の対談である『光る源氏の物語〈上〉』(中央公論社)の二冊を読んでいる。
『金瓶梅』はただ面白く読んでいる。色っぽい場面は期待したほどはないが。
自宅での二冊は共に傑出した本。『光る源氏の物語』には、随所に原文の引用が載っている。当然ながら、丸谷氏による訳も。吾輩には、どうやったらこんなふうに訳せるのか、参ってしまう。
数学の周辺を扱う『天空のパイ』は、一度図書館本で読んでいる。バローの中でも傑作の本。日々、少しずつ読んでいく。
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