トランプ大統領が国賓とは
← ブッツァーティ 著『七人の使者・神を見た犬 他十三篇』(脇 功 訳 岩波文庫)「人生という時の流れの残酷さ,死や破滅への憧憬など,人間を取り巻く状況の不可知性を,象徴的・寓意的な手法で描いた15の短篇.イタリア幻想文学の精華」
今年度は町内会の班長。既に回覧板の事務は始まっている。今日は町内会費の集金や神社の初穂料(?)の収集など。不在の家もあって、今日の二度の集金でも集まらなかった。
吾輩が帰郷した翌年、早速班長になったが、その時は父が健在だった。分からないことは聴くことができた。今は父母共にいない。一人で悶々とする日々。
ブッツァーティ 著の『七人の使者・神を見た犬 他十三篇』を読み始めた。『タタール人の砂漠』でこの作家を知った。やはり、シニカルでいい。カフカ的でもあり、不条理文学なんだろうけど、大人の冷めた目がクール。車中で読み始めたけど、あわただしい気分で読むのはもったいなくて、今日(木曜日)から自宅で読む。
ナンセンス……にもならない: あんたはパンダか。なんて半端なんだ。足がパンパンで判断できないぞ。顔が野蛮だぞ。好物がパンだって? えっ? アンデパンダン展の飾り物だって? こんなもの展示するなと、談判するぞ! 何だパンダ言って、駄洒落遊びが好きだ。パンダーい! パンダいを除くのはパンダいだ。吾輩はいつもいちパンダ!
トランプ大統領が国賓だって。白人至上主義者で、パリ協定から離脱し、中東の混迷の元兇のイスラエルを贔屓し、実用可能な核兵器の開発に狂奔する彼が国賓とは。
ロシア疑惑が捜査されそうになると、責任者に圧力をかけ、都合の悪い長官らの首をすげ替える。とんでもないゴロツキじゃないか。奴を国賓なんて、国辱だよ。
「今夜4月24日(水)特集「慰安婦問題をめぐる論争を描いた話題の映画『主戦場』。学者や政治家、ジャーナリストや活動家など、様々な立場の主張から見えてきた従軍慰安婦論争の本質とは?」ミキ・デザキ監督×荻上チキ×梁澄子(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)」を昨夜、車中で聞いていた。
← イザベラ・バード 著『中国奥地紀行 1』(金坂清則 訳 平凡社ライブラリー) 「19世紀末、小柄な老女が揚子江をさかのぼり、陸路、漢族の世界さえ超えた地域を踏破、「蛮子」の素晴らしい世界を描き出す」
イザベラ・バード 著の『中国奥地紀行 1』を昨日、読了した。日本(東北)や朝鮮、ハワイなどの紀行を読んできた。ここまで来たら、中国にも付き合うということで、本書を手に取った。虚弱な体を癒すために始めた紀行だが、旅のハードさを乗り越える姿勢には逞しさすら感じる。
どの地でも困難な旅だったが、中国の奥地となると、けた違い。まして、清朝の末期ともなると、僻地ではイギリス人など外国人への偏見が強く、排斥する過激な災難に見舞われることもしばしば。しかも、白人は女性のバード氏一人。不思議に、中国政府の発行する証明書の効力は歴然で、これを示すと、当地の役人も多くの一般人も、直ちに態度を豹変させる。まるで水戸黄門の印籠である!
雨露をしのげたら御の字で、宿と言える宿もない中での旅の日々。若くない女性の道なき道の旅。メモを取るのもやっとの中、よくぞこんな精細な記録を残せたものと思う。
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