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2019/03/21

下山芸術の森発電所美術館へ

1553066780614324 快晴微風。バイクを駆ってミニツーリング。富山県入善町にある、下山芸術の森発電所美術館へ。初めて。何たって平成四年まで現役だった水力発電所を当局が譲り受け、改装して成った美術館。展覧会もだが、建物・施設を見学するだけでも、出掛ける値打ちがある。
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1553066915648886 この発電所美術館たることは、この導水管の威容を観ても分かる。
1553067081894150 発電所美術館の遠景。崖の落差20メートルを生かして設置された水力発電所だったことが、遠景で分かるはず。さすがに外見はお洒落に改装してある。
1553067541862376 紹介があとになったが、観賞に行ったのは、木藤純子というインスタレーション・アーティスト。「Winter Bloom ふゆにさくはな」展である。インスタレーションは、展覧会好きの我輩としては苦手なジャンル。ただ、屋外に安置(?)されている、水力発電所のための巨大なパーツに圧倒された。展示品ではないようだが、興味津々。
1553067663324073 個性的な建物の前にも、発電所のパーツが展示されている。
1553068093014331 奥に改装された展示館の入口が見える。左の階段を登ると、カフェやアトリエ(いずれも閉鎖中)、宿泊所、さらに展望搭、公園などがある。是非、登るべし。ただ、老婆心ながらアドバイスすると、高台へは、車で周囲の裏道を伝って行くことができる(できた)。
1553068428625042 これは、インスタレーションアート作品ではない! 会場内は、撮影禁止である。では、これは? 察しのいい方は分かるはず。そう、先に紹介した導水管(?)の中の様子。その気になれば、ずっと上まで登れるようだが、案外と急坂だし、登りきっても、出口がないだろうから、数メートル登って引き返した。
1553068538674811 カフェなどがある高台の上から、展示館などを見下ろす。やはり、急峻。
1553068837392469 高台にある展望搭に登った。来た以上は、登れるだけ登る。登った以上は、撮影する。富山県でも東部、新潟県との県境にも近い入善町。立山連峰も近い。スマホのカメラの倍率を上げる必要はない。
 ということで、展覧会会場内は、撮影不可なので紹介できない。冬の会期を敢えて選び、雪国の厳しい「冬」という季節に、新たな価値と美を見出だす手助けとなる作品(新作)を期したとか。
 尚、会場内は、もとが発電所だったことを示す、配電盤、分電盤などが(当時のまま?)遺されている。ねじを回すツールなどは、持ち上げるのは、非力な吾輩には至難に感じるような迫力があった。
1553069799499298 富山に限らないだろうが、地方の美術館を訪れるメリットとして、来館者が少なく(我輩が滞在した一時間、ずっと我輩一人だった)、大概の展覧会会場をほぼ独り占めできること! 会場受付のクールな女性に(その気になれば)聞き放題……かも。

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