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2019/03/15

ミネルバの梟の飛び立つ黄昏 間近?

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→ 黄水仙かな。一昨日、咲き始めているのに気付いた。帰郷して間もない春に、苗を買ってきて植えた。ビオラとか、大概は一年草。その年限り。この水仙やムスカリなど、ほんの数種だけ、毎年、庭のあちこちで咲いてくれる。畑の土を移動させたら、球根もくっついてきたみたい。よくぞ、我輩による、春先の雑草引っこ抜き騒動に負けず、生き抜いてくれたものだ。春、いよいよ我が家の貧相な庭にも彩りの春が来る。

 今日は、30日に一度の内科医院への通院の日。先月、集団検診があり、芳しくない結果を頂いている。その票を持って医院へ。行く前から憂鬱だった。
 先生、この票を見て、俄かに表情が変わった。それなりに改善してきたのが、一部急変。悪化。ああ、やばい!

 テレビで、我が母校、小学校の校歌を視聴した。小学生たちが先生のピアノ伴奏で合唱。数十年ぶり。体育館での撮影かな。覚えているとは思えなかったが、歌詞や特にメロディに乗っての歌を聴いていたら、ああ、こうだったと記憶が蘇ってくる。歌詞にやはり、立山が織り込まれている。懐かしい。卒業以来、校舎には、選挙の投票所ということで、体育館に入ったことがあるだけ。卒業した翌年、建て替えられたので、校舎には全く馴染みがないので、校庭とプールと、スキー山にしか愛着が持てないのが淋しい。

 Twitterのことが話題になっていた。我輩、今はなきホームページ歴、十年以上(ニフティが、ホームページサービスを廃止。伴って消滅)。ブログ歴15年目で、継続中。Twitter歴もそこそこ長い。が、炎上の体験なし。過激な発言がないから? 全く相手にされていない? 我輩、思うに女性はフォローされやすいようだ。特に若い女性。なかには、男性なのに、女性と僭称するやからも。TwitterよりFacebookのほうが(設定次第だが)、安心の度合いが高そう。それでも、公開の範囲を徐々に広げていくのが良さそう。

 ネットは、利便性も含め功罪の振幅が大きい。日常の中では知り合えない人物とも交流が持てる可能性があると同時に、とんでもない悪意を持つ奴、あるいは自分を正しいと思い込むあまり、違う発想や立場の人をやっつけないと気が済まない奴もいる。用心しつつ、利便性は楽しみたい。

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← アントニオ・ダマシオ 著『進化の意外な順序  感情、意識、創造性と文化の起源』(高橋洋 訳 白揚社) 「太古の単細胞生物から、神経系の構築、感情や意識の出現、そして創造性へ――(中略) 彼の独自理論をさらに深化させ、文化の誕生に至る進化を読み解く独創的な論考」とか。

 アントニオ・ダマシオ著の『進化の意外な順序』を読み始めた。
 十年以上前、「デカルトの誤り」以来、注目してきた神経科学者・神経科医。宇宙像も生物像も、脳科学も、近年、大変貌を遂げつつある。進化論の枠組みは変わらないとしても、その内実は変貌しつつある。世界の地政学的構図すらも。まさに今、我々は大変貌の真っ只中にある。
 知の世界、認識の領域においても、大変貌を遂げつつある。かの哲人が(ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルが『法の哲学』(1821年)の序文で)述べたように、今まさに、「ミネルバのふくろうは迫り来る黄昏に飛び立つ」時なのかもしれない。

 いつぞやの朝のこと、車中で読書しようと、持参した本を取り出し、老眼鏡をし、さてと読みだそうとした。が、まるで読めない。ええ、一晩でこんなに眼が悪くなった?! いや、今朝だって、新聞は普通に読めたぞ。眼鏡の焦点がずれてる? 違う。と、眼鏡が何だかスカスカする……。眼鏡を見てみたら、なんと、目玉じゃない、レンズが片方、ない! ああ、外れちまった悲しみに、今日も溜め息の漏れるかな。

 ちなみに、用心深い我輩は、予備の(遠近両用)眼鏡をバッグに忍ばせているので、読書に支障はなかった。ついでにいえば、運転には眼鏡は使っていない。視力、左右それぞれ、0.9と1.2である!

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