夕方の風を懐に受け止めつつ
→ 台風第2号 平成31年02月25日18時45分 発表 (画像は、「気象庁 台風情報」より)
春到来のような陽気。朝方までは暖房を使ったけど、午前中にはエアコンを切った。天気もいいし、今日は外干し。ということで、洗濯。外干しのため、冬場は閉鎖していた干場を設置……するはずが、習い性なのか、落ち葉や雑草が気になり、一時間ほど外仕事。部屋に戻ってしばらくしたら洗濯機から終了のピーポー音。今年初めての外干し。気持ちいい。やはり、部屋干しなんて嫌だ! エアコンの音もないし、静かな午後だ。
夕方には、自転車に乗り、一週間ぶりに銭湯へ。ジャケットは羽織っていったが、ジッパーを上げることなく、夕方の風を懐に受け止めつつ、ゆっくりと走る。
と、穏やかなはずが、夕方になって、台風2号発生のニュースが。
しかも、「台風2号 2月では初めて猛烈な勢力に 」(ニコニコニュース)によると、「2月に台風が猛烈な勢力になるのは、最大風速のデータがある1977年以降で初めて」だとか。
なんだか、不穏な雰囲気。今年の波乱を予感させるようなニュースである。
波乱ではなく、ある程度は予想された結果かもしれないが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐる県民投票で、名護市辺野古の埋め立てに「反対」が7割を超えた:
「沖縄県民投票 「反対」が有権者の4分の1超 」(NHKニュース)
政府与党は平静を装っているが、若い人たちすら50%以上の反対の意思を示したのは、内心、穏やかではないだろう。
政府は県民の意思など無視し、現状の政策を変えるつもりはないという。民主主義など、くそくらえの姿勢が相変わらずである。
宜野湾沖の埋め立て工事も難航するのが歴然。工費も2兆円を超えるという。
しかも、何年の工期かも見通せていない。
北方領土問題も拉致問題も、竹島も、日韓関係も、アベノミクスの目玉のはずの原発の輸出も、何もかもが行き詰っている。どころか、北方領土問題など、いつの間にか二島返還…それすら怪しくなっている。
経済は、政府が喧伝する景気の浮上とは裏腹に、生活実感からすると、ここ何年も苦しくなる一方ではないか。
しかも、統計手法を弄ってまで、景気が上向きだと言い募る。政権は末期症状ではないか:
「安倍政権にGDPカサ上げ疑惑 600兆円達成へ統計38件イジる|ニフティニュース」
政治問題は、語りはじめるとキリがない。
自分は淡々と自分の生活を。
日々、嘱託ではあるが、真面目に仕事し、家では庭仕事(近いうちに畑仕事)をやり、あとは、読書と居眠りである。
読んでいるのは、片山杜秀の『音楽放浪記 日本之巻』 (ちくま文庫)を車中で、自宅では、久々の再読なのだが、『世界の名著〈第14〉アウグスティヌス』( 山田 晶 (編集) 中央公論社 (1968))を長々と。読了は来月中か。
昨日からは自宅で、トルーマン・カポーティ作の『冷血』(佐々田雅子/訳 新潮文庫)を読みだしている。
『冷血』に限らないのだが、登場人物の多い小説だと、誰が誰だか分からなくなるので、新しく誰かが登場するたび、手元の用紙に名前などをメモしておく。人物関係も簡単に。
そうしないと、筋が辿れなくなる。仕事柄、隔日の読書になるので、途切れる記憶を補わないと理解できないのだ。
記憶力の減退は著しい。悲しいが、これが現実だ。
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