« 「とどのつまり」の「とど」って? | トップページ | 冷血と情の世界とを往還 »

2019/02/26

夕方の風を懐に受け止めつつ

All00

→ 台風第2号 平成31年02月25日18時45分 発表 (画像は、「気象庁 台風情報」より)

 春到来のような陽気。朝方までは暖房を使ったけど、午前中にはエアコンを切った。天気もいいし、今日は外干し。ということで、洗濯。外干しのため、冬場は閉鎖していた干場を設置……するはずが、習い性なのか、落ち葉や雑草が気になり、一時間ほど外仕事。部屋に戻ってしばらくしたら洗濯機から終了のピーポー音。今年初めての外干し。気持ちいい。やはり、部屋干しなんて嫌だ! エアコンの音もないし、静かな午後だ。

 夕方には、自転車に乗り、一週間ぶりに銭湯へ。ジャケットは羽織っていったが、ジッパーを上げることなく、夕方の風を懐に受け止めつつ、ゆっくりと走る。

 と、穏やかなはずが、夕方になって、台風2号発生のニュースが。
 しかも、「台風2号 2月では初めて猛烈な勢力に 」(ニコニコニュース)によると、「2月に台風が猛烈な勢力になるのは、最大風速のデータがある1977年以降で初めて」だとか。
 なんだか、不穏な雰囲気。今年の波乱を予感させるようなニュースである。

 波乱ではなく、ある程度は予想された結果かもしれないが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐる県民投票で、名護市辺野古の埋め立てに「反対」が7割を超えた:
沖縄県民投票 「反対」が有権者の4分の1超 」(NHKニュース
 政府与党は平静を装っているが、若い人たちすら50%以上の反対の意思を示したのは、内心、穏やかではないだろう。
 政府は県民の意思など無視し、現状の政策を変えるつもりはないという。民主主義など、くそくらえの姿勢が相変わらずである。
 宜野湾沖の埋め立て工事も難航するのが歴然。工費も2兆円を超えるという。
 しかも、何年の工期かも見通せていない。

 北方領土問題も拉致問題も、竹島も、日韓関係も、アベノミクスの目玉のはずの原発の輸出も、何もかもが行き詰っている。どころか、北方領土問題など、いつの間にか二島返還…それすら怪しくなっている。
 経済は、政府が喧伝する景気の浮上とは裏腹に、生活実感からすると、ここ何年も苦しくなる一方ではないか。

 しかも、統計手法を弄ってまで、景気が上向きだと言い募る。政権は末期症状ではないか:
安倍政権にGDPカサ上げ疑惑 600兆円達成へ統計38件イジる|ニフティニュース

 政治問題は、語りはじめるとキリがない。
 
 自分は淡々と自分の生活を。
 日々、嘱託ではあるが、真面目に仕事し、家では庭仕事(近いうちに畑仕事)をやり、あとは、読書と居眠りである。
 読んでいるのは、片山杜秀の『音楽放浪記 日本之巻』 (ちくま文庫)を車中で、自宅では、久々の再読なのだが、『世界の名著〈第14〉アウグスティヌス』( 山田 晶 (編集) 中央公論社 (1968))を長々と。読了は来月中か。
 昨日からは自宅で、トルーマン・カポーティ作の『冷血』(佐々田雅子/訳 新潮文庫)を読みだしている。
『冷血』に限らないのだが、登場人物の多い小説だと、誰が誰だか分からなくなるので、新しく誰かが登場するたび、手元の用紙に名前などをメモしておく。人物関係も簡単に。
 そうしないと、筋が辿れなくなる。仕事柄、隔日の読書になるので、途切れる記憶を補わないと理解できないのだ。
 記憶力の減退は著しい。悲しいが、これが現実だ。

|

« 「とどのつまり」の「とど」って? | トップページ | 冷血と情の世界とを往還 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

恋愛・心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夕方の風を懐に受け止めつつ:

« 「とどのつまり」の「とど」って? | トップページ | 冷血と情の世界とを往還 »