犬であるとはどういうことか
← アレクサンドラ・ホロウィッツ 著『犬であるとはどういうことか その鼻が教える匂いの世界』(竹内和世 訳 白揚社) 「くんくんくん……!? そのときあなたの犬は何を嗅ぎ、何に気づいているのか?」
今日は、法事があった。とある親戚の方の13回忌の法要。ほとんど、先方の親族ばかりで、話の輪に入れない。というか、宴会の席で、話があちこちで盛り上がっていることもあって、話が聞こえてこない。耳が遠くなった?
それにしても、7回忌にも参列しているのだが、もう13回忌とは、あまりに早い。その速さを感じるのは、親戚の子供らの成長。なんとなく、ところてんじゃないけど、若い人たちの台頭で、吾輩のようなロートルは、早く舞台を去れよと言われているような勢いを感じてしまう。
アレクサンドラ・ホロウィッツ 著の『犬であるとはどういうことか その鼻が教える匂いの世界』は、、新聞の書評で知った。犬についての本は、読みたくなる。ワンちゃんとの散歩の代わり。高校時代以来、ショーペンハウエルの本は繰り返し。で、厭世家とされる哲学者が愛犬と散歩しつつ、思索を重ね深めたと、知って以来、ワンちゃんとの散歩は夢。犬と散歩する光景は、羨望するばかり。環境が夢を阻んでいる。せめて、読書でワンちゃんと寄り添う(寄り添ってもらう)。
犬および嗅覚関連拙稿:
「嗅覚の文学」
「「匂い」のこと…原始への渇望」
「ガス中毒事故余聞」
「犬が地べたを嗅ぎ回る」
← 鴻巣友季子/著『謎とき『風と共に去りぬ』: 矛盾と葛藤にみちた世界文学』 (新潮選書) 「『風と共に去りぬ』は恋愛小説ではない。分裂と融和、衝突と和解、ボケとツッコミ――高度な文体戦略を駆使して描かれたのは、現代をも照射する壮大な矛盾のかたまり」とか。
「風と共に去りぬ」は、続編の「スカーレット」も含め、読んだ。映画も、滅多に一人では映画館に足を運ばない我輩が、でっかいスクリーンで観たっけ。勿論、テレビでも。読みたくなったのは、何たって、鴻巣友季子さんの書いた本だからね。
アイスクリーム好き。大概はスーパーで買う。こんなものかなと。昨日、法事用のお菓子を買いに行った、地元で人気のケーキ屋さんへ。ついでに、ふと、アイスクリームを買った。夜、早速、食べたら……味がまるで違う。やばいなー、変にいい味を覚えちゃうと、いつもの店では買えなくなる。
← ジュディス・ヴェクスラー 編『科学にとって美とは何か 形・モデル・構造』(金子務 監訳 白揚社) 「数学・量子論・進化論・結晶学・物理学から心理学に至る第一級の科学者たちが,今まで見すごされてきた科学における「美」の役割をさまざまな角度から解説し,科学的想像力の核心に迫る」とか。こういったテーマの本は大好物。テーマはドンピシャだけど、肝心なのは中身。さて、どうだろう。
本書を巡って、昨日に続き、今日もコメントの遣り取りが続いた:
アイドルは偶像ですよね。なので、今時の会えるアイドルって疑問(……会えたらうれしいが)。美神は女神ですよね。というか、女神しか追わない! 振り向かなくてもいいから、手だけでも握らせてほしい。腰まで抱きたいとは(思っても)言わないから。音楽、絵画、星空、自然……などなどに折々感じる美よ止まれ、お前はあまりに美しいという瞬間。数学問題を解けた瞬間の脳みその煮えたぎる感覚。これは、天才的な人物だろうと、吾輩のような鈍才だろうと、興奮の度合いって同じじゃないかと思ったりする(← 誤解でもいいんです)!
ピタゴラスやプラトン、ケプラーなど、浮かんできますね。黄金比やフィボナッチ数とか。マーティン・ガードナーの本には親しんできたっけ。『音楽と数学の交差』(桜井 進/坂口 博樹著)など惹かれるけど、読めずにいます。マーカス デュ・ソートイの『素数の音楽』なんて、題名だけで手に取りました。美はバランスでありシンメトリーであり、非情の情です。数学と音楽との関連の謎に絡む本があれば、読みたいな。
素数を扱う本は面白いですね。まだまだ、謎はありそう。長く暗号化通信に使われてきたけど、量子コンピュータの実用化で、ついにお役御免(量子コンピュータがこんなに早く実現するなんて!)。素数と音楽を絡める本は少ないかな。Muse 追います! 現実だろうが、見果てぬ夢だろうが!
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