プランクトンとは浮遊する生物
← 片山 杜秀 著『音楽放浪記 日本之巻』 (ちくま文庫) 「山田耕筰、橋本國彦、伊福部昭、武満徹、坂本龍一。近代日本が生んだ精神の最高のものが、彼らの音楽にあらわれている―」。
昨夜は、澄み渡った月夜だった。カーテンを締め忘れ、家の窓明かりが漏れ出ているかと勘違いしたほど。あんな夜には月を眺めながら、とりとめのない想念を弄びたいもの。なのに、我が家の造りと来たら、日中の陽光も月の光も射し込まない。まるで、太陽や月に背を向けているよう。
農家だったので、目の前に広がっていた、今はなき田圃や畑の様子を眺めやすい、すぐに庭に出入りしやすい構造だと、云えなくもないが。
東京在住時代は、ワンルームだったけれど、月を眺めながら、あるいは雨の景色を愛でながら、想を練ったものだ。
現状の日々は、まるで後ろめたいかのような生活で、気持ちが鬱屈してならん。
昨日からの断続的な雨が今日も。午後、小降りになったので、庭仕事。昨日、季節の風が吹き荒れて、一昨日、拾い切ったはずの落ち葉がまがいっぱい落ちている。落ち葉拾いに草取りに。観音堂の草むしりも。一時間余りの作業。体のため、運動だと思って頑張る。
片山 杜秀 著の『音楽放浪記 日本之巻』 を車中での待機中に読み始めた。
パラパラと捲ってみる。目次を読む。なんとなく既読感。どうやら、『音盤考現学』と『クラシックの核心: バッハからグールドまで』から、編集し、一冊は本書、もう一冊は、『音楽放浪記 世界之巻』に仕立てたらしい。
何処かの寂れた原っぱを歩いている(散歩?)。人影は疎ら。大きな建物の脇を通りかかる。少しずつ人の姿が増えてきた。何だか怪しい雰囲気。迷彩服? やばい。早くこの場を去らないと。が、遅かった。草原を埋め尽くす集団に。手には自動小銃が。原っぱじゃ、身を隠しようがない。腹這いになり、建物の陰へ。ダメだ。奴等のほうが素早い。奴等は、敵味方になって、銃で撃ち合う。模造ガンらしいが、玉の勢いは相当だ。奴等は軍服だしヘルメットを被ってるが、こっちは丸腰。ああ、とうとう見付かった。民間人…一般人…戦争マニア…本気で戦闘の訓練してる。視線は厳しい。お前は敵か味方か。銃口は明らかにこっちを向いている。敵と判断されたら撃たれる。旗幟鮮明にしないと。でも、どっちかを選ぶ理由がまるでないじゃないか!
← 須藤 斎【著】『海と陸をつなぐ進化論 気候変動と微生物がもたらした驚きの共進化』(ブルーバックス) 「約3390万年前、南極の環境が激変したことを契機に、生存に不利な時期を「休眠」戦略で生き延びた微生物が大繁栄した。やがてクジラやアシカ、ペンギンなど、海洋生物の体構造や種数の進化を促したその生物は、陸上で暮らす馬や植物とも共進化を遂げていた ! ?」
須藤 斎著の『海と陸をつなぐ進化論 気候変動と微生物がもたらした驚きの共進化』を読み始めている。
以下、折々、感想というより、学んだことを(ほんの一部だけど)メモっている:
「食物連鎖」という用語はもはや歴史的学術用語となりつつある。生物間のつながり全体を示す「食物網」という概念のほうが、より現実的なものとして重視されるようになっているとか。
プランクトンの語源は、「自分の意志を超越した、あるいは自分ではやめたいと思っていても止めることを許されない放浪」を意味しているとか(後で辞書などで調べてみようっと)。
ミジンコやミドリムシもだけど、傘の直径が2mにもなるエチゼンクラゲもプランクトンの仲間。ちなみに、本書のカバー写真は、テーマでもある微化石。著者が毎日観察している。
以上は、昨日の呟き。今朝、早速なので、「プランクトン」をネット検索。
「プランクトン - Wikipedia」によると:
プランクトン(Plankton、浮遊生物)とは、水中や水面といった漂泳区を漂って生活する漂泳生物(ペラゴス)のうち、水流に逆えるに足る遊泳能力を持たない生物の総称である。様々な分類群に属する生物を含む。微小なものが多く、生態系では生態ピラミッドの下層を構成する重要なものである。
← ジュディス・ヴェクスラー 編『科学にとって美とは何か 形・モデル・構造』(金子務 監訳 白揚社)
「数学・量子論・進化論・結晶学・物理学から心理学に至る第一級の科学者たちが,今まで見すごされてきた科学における「美」の役割をさまざまな角度から解説し,科学的想像力の核心に迫る」とか。こういったテーマの本は大好物。テーマはドンピシャだけど、肝心なのは中身。さて、どうだろう、なんて数日前、呟いたけど……実際に読みだしてみると……
論文集。一人目の論文を読んだが……通覧したけど、理解できなかった。何を言いたいか論旨を辿れなかった。訳が生硬なのか、吾輩の理解力が足りないのか。いずれにしても、実りある読書になりそうにないので、当分、棚上げにする。
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