植物は〈知性〉をもっている…生物観の変貌
← 三谷 一馬【著】『新編 江戸見世屋図聚』(中央公論新社) 「江戸・京・大阪はもとより、各地方の見世屋・風俗を詳らかに紹介。庶民の暮らしぶりが、美しい絵と豊富な資料によっていきいきと蘇る」。
今、読んでいる、岡本綺堂著の「ランプの灯の下にて」には、この三谷一馬画の挿絵多数。我輩は、綺堂の上掲書の錦絵や版画の画で初めて存在を知った。今となったら無名かと思ったら、とんでもない、何冊も出ている。とりあえず、登録数の多い本書を我輩も読みたい……鑑賞したい本に。
今日も小雨の下、庭の草むしりに落ち葉拾い。過日、間抜けな呟きをした。晩秋にカエデなどの落ち葉がすごい。葉っぱを散らすことで、樹木内の毒物などを排除する。では、常緑樹はどうやって排除する。まるで常緑樹は葉っぱを散らさないかのように。日々、落ち葉拾いをやっているのに。コメントで、常緑樹だって葉っぱを散らすと指摘された。
ああ、在宅の日はほぼ必ず落ち葉拾いしているのに、今日だって小雨そぼ降る中外仕事したのに、吾輩は何を見ていたんだろう。
きっと、カエデなどは晩秋に一気に散らすので、落ち葉掃除の難儀さの印象が強いのだろう。冬にもなれば、カエデは裸木になって淋しそうな姿。柘植などの常緑樹は、寒さの中でも緑濃い。すごいなー。って、常緑樹、雨が降ったり、風が吹くと、必ず翌日には落ち葉掃除を余儀なくされる。
← ステファノ・マンクーゾ/アレッサンドラ・ヴィオラ[著]『植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム』 ( [訳] 久保耕司 NHK出版) 「動けないからこそ、植物は植物独自の“社会”を築き、ここまで地球上に繁栄してきた」。
リチャード・ドーキンスに替わり、本書を今日(日曜日)から。
人間を含む動物は、植物なしで生きられない。動物の回りには植物がおり、そのベースにはバクテリアがいる。そのまたベースには、ウイルスという半生命体が。宇宙観も生命観も、今、大変貌を遂げつつある。
不思議だけど、哲学が変貌する現代、世界の政治地図も根底から揺らぎつつある。アメリカと中国の覇権争いと、喧伝されているけど、AIの爆発力は想像を超えるものがありそう。既に導火線に火が。世界の構図が一変しそう。
ベーシックインカム。昔はバカらしいって思ってた。けど、近年、現実味を感じる。低収入の人口が増えすぎると、富裕層も搾り取る対象が薄くて儲けられない。ギリギリのバランスを考えると、生かさず殺さず(金持が裕福さを維持できる程度の、そこそこの買い物はさせる)、その辺りが貧富の格差社会の貧困層の生活レベルの目指すターゲットかな。
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コメント
こんばんは。
最近は難しい本は読めなくなってきています。年のせいでしょうか?根気が無くなっているようです。
投稿: シゲ | 2019/01/22 21:23
シゲさん 年齢はごまかせませんね。老眼だし。頭もあぶやい。数頁、読むごとに目を閉じます。でも、頭に刺激を与えないと。
投稿: やいっち | 2019/01/26 11:00