サファイアからイサベル・アジェンデへ
← サファイア 著『プレシャス』(東江一紀 訳 河出文庫 ) 「父親のレイプで二度も妊娠し、母親の虐待に打ちのめされてハーレムで生きる、十六歳の少女プレシャス。そんな彼女が読み書きを教えるレイン先生に出会い、魂の詩人となっていく」。
今日、水曜日。快晴である。小春日和と言いたい。午前中、ちょっと生ごみをコンポストに捨てに行ったのが運の尽き。
なぜか。例によって、部屋着のままで草むしりに落ち葉拾い作業を始めてしまったのだ。
ほんの一か所か二か所の雑草を毟り取るだけのつもりが、あっちもこっちもとなって、いつしかムキになり、気が付いたら一時間半。
サンダルだし、素手だし、部屋着だし、天気はいいけど、寒風が身を刺す。でも、ムキになる性分は変えられないね。
サファイア作の『プレシャス』を一昨日、読了した。
頁数では、薄っぺらい本。だけど中身は濃くて重い。
12際で父親にレイプされ障害児を生む(レイプは幼児の頃から)。更に父親にエイズを移され出産。母親には、夫を奪ったと詰られ、子供らの養育費は母親が手に。でも、凄さというのはこの先で、特殊な学校に曲がりなりに通い、文字を単語を文章を習い身に付けていく過程。文字通り、這い上がろうと必死に。作品の表現も、無明から日が射しかけるその過程を表すかのよう。作家の表現力であり、翻訳の力でもある。
今、世情を賑わせている、父親による10歳の女の子に対する虐待死事件。学校もだけど、児童相談所の関係者のお粗末さ。それとも、虐待事案があまりに多いのか。親が鬼だったら、子供は地獄。どうやったら救える?
← イサベル・アジェンデ 著『日本人の恋びと』(木村 裕美 訳 河出書房新社) 「高齢者向け養護施設を舞台にした現代版「嵐が丘」。ミステリ仕立ての極上恋愛小説」だって。
イサベル・アジェンデ作の『日本人の恋びと』を月曜日から読み始めた。
温存しておいた本。刊行されてそろそろ一年になる。アジェンデの本は、これで三冊目。『精霊たちの家』にやられた!
6年2ヶ月の景気回復だって。実感なし。何処の世界の話だ? 円安や株高で企業や株主などは業績いいらしい。近所のスーパーを見ると、相変わらず安売り。法人減税した分を消費税でカバーする。消費が上向くはずがない。しかも、国債1000兆円以上。国債で株を上げ底。若い人たちに明日はない!
企業や株主優遇を見直し、資産課税だな。若い(将来)世代に負担を少しでも減らさないと。
可処分所得は、随分と減っている。統計の取り方、間違っているか、補正されてるんじゃないか。庶民の生活実態をパスすることで、政府に都合のいい数値が出るような仕掛けになっているのは確か。
統計、製造業で出している。国債買い入れ、年金資金で株を買って円安誘導してるんだもの、数値がよくなるの、当然だよね。生活実感なんて知ったこっちゃない! 庶民は円高でガソリンや灯油、輸入品が安い方が助かるんだよ。
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