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2018/09/01

水不足を取り戻す勢いの降雨

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← 雨水が、屋根から雨樋を越えて流れ落ちてくる。降雨の激しさ。いや、そもそも、雨樋が機能していないのかも。屋根に上って確かめる体力はもうないなー。

 一昨日から、ルソー著の『告白録〈下巻〉』 (井上究一郎訳 新潮文庫) に突入。いよいよルソーの被害妄想的な愚痴が延々と綴られるように。
 ルソーの被害妄想なのか、自らが蒔いた種が跳ね返ってきたのか、そこは分からない。
 ただ、自らも何度も認めているように、内気で不器用な性格と、独創的な発想、そして、思索のためには孤独……なのか孤立を求めざるを得ない面もあるのかもしれない。

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2018/08/30

赤いシーラカンス

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→ 小林たかゆき作「題名不詳」 (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)

赤いシーラカンス

 不思議の海を泳いでいた。粘るような、後ろ髪を引かれるような海中にもう馴染み切っていた。
 髪を掴まれて、何処へでも流れていったって構わないはずだ。
 なのに、妙な意地っ張りな心が前へ、前へ進もうとする。

 緑藻の長い腕が、ビロードの肌で絡みついてくる。紅藻が乳糜を沁み出して呑んでいきなさいよって、誘っている。

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2018/08/28

『イザベラ・バードのハワイ紀行』へ

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← イザベラ バード (著)『イザベラ・バードのハワイ紀行』(近藤 純夫 訳 平凡社ライブラリー )  「『日本奥地紀行』で知られる女性旅行家の「旅」の原点。火山や激流に挑む驚くべき冒険の数々、先住民との交流や原生自然の貴重な記録が、一八七三年のハワイ王国にタイムスリップさせてくれる」とか。

 イザベラ・バードのファンってわけじゃないはずだけど、『日本奥地紀行』や『朝鮮紀行』などに次いで、本書で三冊目である『イザベラ・バードのハワイ紀行』を今日から読み始める。
 素晴らしい観察眼と現地の人々と交流する人間性。
 冒険心溢れる人。本書は妹への手紙形式で書かれている。というか、そうした書簡を編集したようだ。
 冒頭から、手に汗の叙述が。とっくに廃船になっていいような船で嵐に遭う。もうここだけで、吾輩ならめげるだろう。

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赤い闇

 どこをどう歩いて行っても、逃げるように遠ざかってみても、まして開き直ってその場にへたり込んでみても、ズルズルと後退していく。不意を打つように後ろへ飛び去ってみても、奴には同じなのだ。

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→ ヴォルス Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) [title not known] c.1944–5 (画像は、「Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) 1913-1951 Tate」より)

 高みの見物とばかり、そう、高い空を舞う鷹のように、獲物をじっくりと追っている。
 こっちがじたばたしても、地上を右往左往するウサギのように、滑稽に見えるだけなのだ。
 眼光は鋭い。焦点は定まっている。照準はピタリ合っている。
 ああ、それだったら、じらしたりせず、いっそのこと一思いにやっつけてくれればいいんだ。

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2018/08/26

いつの日かの「源氏物語」再読のために

 今日も猛暑の一日。富山も例外ではなかった。
 夕方近い午後の五時過ぎから庭仕事開始。昨日未明からのやや強い風で、松葉などがいっぱい庭に落ちていた。藪のような庭なので、近所のゴミが我が家の庭に舞い込んでくる。観音堂のおじぞうさん祭りの提灯さえも。吹き溜まりのような庭だ。

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← ギュスターヴ・フローベール ほか著『愛書狂』(生田 耕作 編訳  平凡社ライブラリー ) 「19世紀フランス、古本道楽黄金時代のフローベール、デュマら名だたる書物狂いが遺した愛書小説アンソロジー」とか。

 ギュスターヴ・フローベール ほか著の『愛書狂』を読了。
 蔵書家でも愛書家でもない。ただ、本に限らず電子化が進む今日、少なくとも本については、可能な限り紙の本、表紙やカバーや、帯などのある本、装幀も含めた本を大事にしたいと思う。昨今の作家はともかく、昔の作家は、書籍の形で読まれることを前提に創作していたと考えられからだ。

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