朝日小川ダムへ
← 晩秋の快晴の空のもと、バイクを駆って富山県朝日町にある、「朝日小川ダム」へ。黒四ダムなど巨大ダムは、関西電力のものだが、このダムは富山県がダム事業者。ちなみに、「発電所の構内には「さざれ石の庭」があ」るというが、このことを知ったのは、この場を去ってから。見損なってしまった。後の祭りである。
李承雨 (イ・スンウ)著『植物たちの私生活』(金順姫 (キム・スニ)訳 藤原書店)を読む手を止めて、漂泊の思い止まず、バイクを駆って朝日小川ダムへ。
あまりに天気がいい。風もない。行くしかない。
今回のミニツーリングの行く先は、格別有名とも思えない、富山県下新川郡朝日町にあるダム。
ツーリングするなら、観光地もいいが、富山らしい場所を見て回りたい。前回は、富山市の巨大転石見学だった。
富山県は、水災害と戦ってきた土地柄なのである。
→ このダムの存在は昨日、ひょんなことから知ったばかり。「朝日小川ダム - Wikipedia」によると、「富山県下新川郡朝日町、二級河川・小川水系小川に建設されたダム。高さ84メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節・不特定利水・水力発電を目的とする、富山県営の多目的ダム(補助多目的ダム)である。目的のうち水力発電については北陸電力が担当する。ダム湖(人造湖)の名はあさひ小川湖という」とか。
← 巨大ダムではないようだが、通路から眺めおろすと結構、高い。このダム設置の決定に至るには、紆余曲折もあったが、「北陸電力は事業について検討し、黒部川における既存の水利用にはもちろん、宇奈月ダム(国土交通省直轄ダム)での上水道用水確保に影響を及ぼさないことを条件に地元との交渉を重ね、1982年(昭和57年)に解決を見せた」という。
→ ダム湖は広々している。湖面には数百羽もの水鳥たちがゆったりと。「上流には小川温泉があり、入浴すれば子宝に恵まれるという伝承がある」という。吾輩は、このダムがミニツーリングの目的地だったのに、つい行き過ぎてしまい、まさにこの小川温泉の宿に至り付いてしまった。余裕があれば、一泊して、温泉に漬かりたいものだった。
← 「朝日小川第一発電所を通じて朝日小川ダムに水を注いでいるのが、北又ダムである。高さ35メートルの重力式コンクリートダムで、北陸電力の発電用ダムである。朝日小川ダムのある小川ではなく、黒部川水系黒薙川(北又谷川)という別の川にある」とか。近くの紅葉した山を見上げると、鉄塔が。送電線。山間の道を行くとこうした設備を見掛ける。あの足許に辿り着くのも至難。足場の確保も大変なあんな場所に鉄塔! ただただ凄い!
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