今後、読みたいと思った本の数々
← エムラン・メイヤー【著】『腸と脳 体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか』(高橋 洋【訳】 紀伊國屋書店) 「腸と腸内の微生物と脳が交わす緊密な情報のやりとりが心身に及ぼす影響や、腸内環境の異変と疾病の関係などについての最新知見をわかりやすく解説する」
寒い! 冬だから当たり前だって? 家の中が寒い! 暖房費を節約するため、エアコンは茶の間だけ。一歩部屋を出ると、吐く息が白くなる。トイレに立つのが辛い。隣の台所に立つのがもっと辛い。津々と冷える台所で調理する間、凍えている。ああ、冬はまだ始まったばかり。我輩が風邪を引くとしたら、家の中でかもしれない。
今日は買い出し。別に正月らしくってことじゃなく、年末年始、外出しなくていいように。ただし、キントンと、年越しソバだけは買ってきた。今度こそ、明日(も)食べる!
さて以下は、29日付朝日新聞の書評欄を見て、今後、読みたいと思った本の数々(の一部)。
まずは、エムラン・メイヤー著の『腸と脳 体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか』から。
「脳と身体は強く関わり合っている」という、2010年刊のアントニオ・R.ダマシオ著の『デカルトの誤り ─情動、理性、人間の脳』(筑摩書房)以来(というより、高校時代のデカルト本読み以来か)、このテーマは吾輩の関心事。但し、今は、腸内細菌など、最近への視野が加わっているが。
← 清水 浩史【著】『深夜航路 午前0時からはじまる船旅』(草思社) 「日本で現在運航している深夜便全14航路を旅した著者が、深夜航海の魅力と、下船後の「旅のつづき」の愉しみを綴る。本邦初の深夜航路ガイド」
0時を過ぎて出航する深夜の定期便を乗り倒すだって。昔、事情があって、何度となく夜行(寝台)列車に乗ったものだ。ロマンの欠片もない。独り、孤独の海へ乗り出す思いだった。いつかは、のんびりゆったり、深夜の定期便旅を楽しみたいものだ。
学生時代、2回、青函連絡船を利用して北海道をテント担いでそれぞれ一週間の旅行したことかあります。2度めの時、ひとつ前の席にひとり旅風の女性が。素敵だなと思っていたら、女性の隣の空いている席にさりげなく格好いい、高城丈二(表記忘れた)風の男性が。さらっと座っていいですかと伺い、女性も抵抗なく促した。それから二人は談笑。数十分後、男性は素敵な笑顔で礼をして去っていった。女性は行為のあとの余韻を慈しむように、髪を撫で上げたりして……。我輩は呆気に取られるばかり。
自分などとは無縁の世界が、いい男いい女たちの間で繰り広げられているんだなと、つくづく感じたものだった。青森から函館への行きの便だったので、彼(ら)と自分とのあまりの落差に、淋しい北海道旅行になったものでした。
う、羨ましい。我輩には寂しい思い出が。東京在住時代のこと。富山へ帰省の際、新潟駅で乗り換えだった。が、すっかり寝込んでしまったようで、気が付いたのは駅どころか、操車場。列車内を掃除する箒の音で目覚めた! 新潟駅のホームでは、駅員も含め、誰一人、起こしてくれず、箒の床を擦る音が耳障りで目覚めるなんて(掃除の方も、声をかけるんじゃなく、箒の音をわざとらしく耳障りにさせたのだろうか)! 操車場で目覚める恥ずかしさと、誰一人、相手にしてくれない淋しさの情のない交ぜになった、複雑な気持ちでホームへ向かったっけ。
「海峡ラーメン」のエピソードといい、作り立ての半額の弁当といい、人柄の賜物でしょうか、まさに災い転じて福にしてますね。昔は、駅弁が楽しみだったけど、新幹線が充実して、駅弁は縁遠くなりました。乗り換えの時間もギリギリで、立ち食いソバさえ食べられない。列車というと、車中での読書と居眠りと、車窓からの眺めがごちそう。ゆったりした旅ができないのは、時代のせいなのか、自分の余裕のなさかな。
← エリカ・マカリスター【著】『蝿たちの隠された生活』(桝永 一宏【監修】/鴨志田 恵【訳】 エクスナレッジ) 「蝿たちの知られざる生態と驚くべき能力、そして人間との切っても切れない関係を、大英自然史博物館の昆虫学者が解き明かす」
書店で目にするたび、手にするか迷ったものだ。蠅なんて、大嫌いだ。昔は、台所には、蠅取り紙がぶら下がっていて、何匹も捕らわれていたっけ。近所の溝に犬の死骸。蛆が集っていた。本書を読みたいってのは、半ばは怖いもの観たさかもしれない。
ちなみに、近所の溝にウジの集った犬の死骸という思い出を元にした掌編がある:
「誰かが見ていた」
他、以下の本を今後読む本の候補に挙げた:、
紫式部 (著)『源氏物語 A・ウェイリー版1』(アーサー ウェイリー (訳) 毬矢 まりえ/森山 恵 (訳) 左右社)
ポール オースター (著)『インヴィジブル』( 柴田 元幸 (翻訳) 新潮社)
ダニエル・C・デネット (著)『心の進化を解明する バクテリアからバッハへ』 (木島泰三 (翻訳) 青土社)
熊野 純彦 (著)『本居宣長』(作品社)
大川 史織 (著)『マーシャル、父の戦場: ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』 (みずき書林)
白川 方明 (著)『中央銀行: セントラルバンカーの経験した39年』(東洋経済新報社)
呉座 勇一 (著) 『陰謀の日本中世史』 (角川新書)
重松 静馬 (著) 『重松日記』 (筑摩書房)
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