庭を彩るサザンカやツバキ
→ 名前の分からない樹木だった。が、某SNSサイトで教えていただいた。「幹がすぅーと長くて枝は上の方だけにあるなら万両」だとか。
今日は日中、薄日ではあるが晴れ間も垣間見えたのだが、外出する気になれなかった。疲れを取るのが先決。予約していた本が届いたらしいのだが、引き取りは後日にする。
藤本和子著の『塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性』を読了した。
内容からして、車中での待機中に読むような本ではないのだが、自宅は自宅でずっしりと手ごたえのある本を読んでいるので、やむを得ない。
← 藤本 和子 著 『塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性』(岩波文庫) 「アフリカから連れてこられた黒人女性たちは,いかにして狂気に満ちたアメリカ社会を生き延びてきたのか」。
「1950年代から60年代の「公民権運動」を“キング牧師の運動”だと理解する見方」や、非抵抗運動だとか、先入観のように埋め込まれている紋切り型の見方を変えてくれる。
黒人の置かれていた差別的な立場。その中でも女性はさらに厳しい日々を生きていた。
男は現実に抗うことを諦めると、酒に溺れ、女性や子供への暴力で鬱憤を紛らす。
では、女性はどう生き延びたのか。諦めても、子供を育てないといけない。あとからあとから生まれてくる子供たち。だらしない旦那を養わないといけない(男どもは、女に頼り搾り取るばかり)。
女たちは、彼女らの母や祖母らの知恵ある人の姿勢を学び、同じ立場の女性たち同士が助け合う。誰にも頼れない、孤立無援の中で、ぎりぎりの生きるすべを見出していく。追い込まれたからこそ、見いだせる独特の人生観。
女性は強いのではなく、後がないから、男(旦那)さえ頼りがいがないから、自分がやるしかなかったのである。
→ サザンカなのか、ツバキなのか、定かではなかった(密かにツバキかなとは思っていたけど)。同じく某SNSサイトで、寒椿だと教えていただいた。「葉にツヤがあるなら寒椿で、あまりツヤが無くて薄い葉だと山茶花かな。山茶花は大きな木になりますが、寒椿は低木です。椿は大きくなりますが、花がそのまま落ちるので見分けがつきますね」だって。
「チコちゃんに叱られる! - NHK」
ボーっと生きてんじゃねえよーって、永遠の5歳の少女チコちゃんに叱られる、あの番組が好きで(録画で)観てる。当たり前過ぎて疑問に思わず漫然と見過ごしてることって、確かに多いような。新聞の投書欄に、子供がボーっとしてるのって、そういう時間を持っているのも大事じゃないかって意見があった。
思えば白昼夢とか夢想とかでボンヤリしてることが多かったような(授業中でさえも)。これって、子供の特権のようにも感じる。常に塾やスポーツなど、有用なことに追われ続けるのって、感心しない。車で云えば、ハンドルの遊びのような。
← アン・ムーディ著『貧困と怒りのアメリカ南部―公民権運動への25年』(樋口 映美 訳 彩流社) 「貧困と人種差別社会を生きる「黒人」少女が自己に目覚め成長する過程と、底辺の活動家として参加した“草の根の公民権運動”の実像を赤裸々に綴る自伝。生活の場から立ち上がった証言は「公民権運動」のイメージに修正を迫る」とか。藤本和子著の『塩を食う女たち 聞書・北米の黒人女性』の中で言及されていた女性活動家。これは読まないと。
ちょっと観点が違うかもしれないけど、パワハラ問題がクローズアップされている。叱ることが難しくなってきている。人って、どこか、叱られたいって側面があるんじゃなかろうか(マゾって意味じゃなく)。笑いのなかで、大の大人が、叱られる、その光景を微笑ましく眺められる、そんな余裕を持ちたいけど、現実にはかなり難しそう。
→ 庭には、赤紫色の寒椿に、この淡いピンク色のツバキもある。冬ともなると、庭を彩るのは、山茶花であり椿たち。あと庭を彩るのは、南天や万両などの赤い実だ。
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