山茶花が早くも咲き誇る
← 南天の実。南天は、まともに育つと、4〜5mほどに育つとか。ただ、高さ2メートル……人の背丈ほどに伸びたら、切らないと縁起が悪いと言われている。幾度か親戚の人に言われたことがある。なので、我が家の南天も縁起物ということで、家の四方に植えられているが、2メートルほどになったら、せっせとカット。もう、煩く言う人はあまりいないし、そもそも世間の評判を気にしても何もならない。庭には四方以外にも、数本の南天の木がある。一本くらいは、好き放題に育ててみようかな。
ネッ友の方が、SNSサイトで、小説の執筆にとりかかった、などと呟いておられる。あるいは、コミュニケーションの場を設け、仲間を募り、読書会の機会をも設定してしている。
自分には思いもよらない行動力だ。
執筆し始めても、そんなことは呟かないだろう。内気な性分ということもあるが、あるいは自信がないからなのか、という疑念を自分に抱いたりする。
本気なのかどうかが問われるところだ。
昨夜、本来は早朝から夜半過ぎまでの仕事が、夕方で終わり、帰宅。せっかくなので、明日は曇天の予報だけど、今の時期は湿度が低いから、乾くことを期待して、洗濯。……実際、昼過ぎ取り込んでみたら、曇天にも関わらず、結構、干せている。
野間 宏 作『真空地帯』(岩波文庫 解説=杉浦明平・紅野謙介)を読み続けている。最初は退屈だったが、段々、物語の中に入れるようになってきた。
出版社による内容案内によると、「空気のない兵隊のところには,季節がどうしてめぐってくることがあろう──条文と柵とに縛られた兵営での日常生活は人を人でなくし,一人一人を兵隊へと変えてゆく…….人間の暴力性を徹底して引き出そうとする軍隊の本質を突き,軍国主義に一石を投じた野間宏の意欲作」とか。
戦争下の軍隊という、ある種、特殊な状況の中での濃密足らざるを得ない人間世界。外部の目の入らない、密室空間。腐敗がとどまることなく進行し、誰かがそのとばっちりを受けるしかない。
しかも、男しかいない世界(女はたまに外で得られるだけ)。
叙述はいかにも野間的な濃厚さと執拗さ。読んでいて息が苦しくなる。
人には読んでみたらと薦めるのは難しいかも。
まだ、半ばにも達していない。前途遼遠である。
→ 今朝は雨。小降りだけど、庭仕事には辛い。なので、ポツポツ降り出した中、庭を一回りしてみた。すると、何やら淡いピンク色の点々。観ると、山茶花の花が早くも咲き誇っている。まだ気が早いんじゃないか…。冬中、開花しては散ってを繰り返す、長丁場が待っているぞ。車道沿い(日当たりがいい)の山茶花は、三つほどの赤紫の花が見受けられるだけ。あるいは、車道沿いの山茶花の枝葉は、生垣であり、枝葉が出張ると邪魔になるので、せっせと剪定している。なので、本当なら咲くはずなのを阻害してしまったのかな。唯一生ったミカンの実越しの山茶花を撮影。
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