J・キーツを巡る偶然
← 『訳詩集 葡萄酒の色』(吉田健一 訳 岩波文庫) 「シェイクスピア,ボオドレエル,ラフォルグ,イエイツ,ヴァレリイ,T.S.エリオットなど,(中略)英仏の詩篇を収録」。「独自の審美眼と個性的な文体が光る訳詩集」。
一昨日(日曜日)の夜、FMでチェッカーズの特集があった。ヒット曲を何曲もフルに 。特に彼らのファンではないが、聞き惚れた。曲もいいが、ボーカルが素晴らしい。
昨夜、カップ麺。さぁー、丼に移そう。あっ、引っくり返してしまった! 誰も見ていないし、慌てて麺を手で掬って鍋に移し(汁はすっかり流れた)、水を注ぎ、インスタントのみそ汁(粉末)をパラパラし、沸かし直して、改めて丼に移し食べた。美味かった。
中村 桂子【著】『生命の灯となる49冊の本』を読んでいたら、『訳詩集 葡萄酒の色』でも採り上げられている詩人のひとりJ・キーツについての記述に遭遇した。
実に僥倖な偶然だ。
せっかくなので、以下、やや雑ながら、メモしておく:
J.キイツ(キーツ)の詩が一編、載っている。キイツは、母親が酒飲みで胎児性アルコール症で生まれ、両親は若くして亡くなる。医師の家での徒弟奉公と病院での勉強により医師の資格を得る。友人の応援で詩作を始め、詩集を出すに至る。
ネガティブ・ケイパビリティ(答えの出ない事態に耐える力)なる言葉の生みの親。今、読んでいる中村桂子さんの書評本に紹介されていた。
キイツは、困窮と詩作の苦しみの中で、シェイクスピアを手本として読み、ネガティブ・ケイパビリティの大切さに気付く。
即ち、「真の才能は個性を持たないで存在し、性急な到達を求めず、不確実さと懐疑と共に存在する」ことに気付いた。170年後、精神分析医のW・R・ビオンがこのキイツの弟への手紙の中の言葉を発見した。
← 中村 桂子【著】『生命の灯となる49冊の本』(青土社)
本書所収のある本の書評の中で、イースター島の崩壊は、過度の木の伐採によるという説より、人間が持ち込んだネズミが種を食べつくし森が消えたから、という説が説得力を持ちつつある、と書いてあった。
人間が持ち込んだネズミなどのため、生態系が狂った島は多いとか。結局は人間のせいですね。環境を守るには、人間がいないほうがいい。AIに訊ねたら、どう答えるでしょうか?
AIが能力も含め決定権を持つ社会になっている頃には、大多数の人間は、考えることを辞めているかもしれない、生ける屍として呆けた獣かもしれない。生きる縄張りがきまっているかも。
地球内部には、海水の5000倍の水がある。だから、地球は水の惑星と呼ばれる。
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