つがいでいるのも大変
← ディー・ブラウン著『わが魂を聖地に埋めよ〈上〉』(鈴木 主税【訳】 草思社文庫) 「北米先住民の側から書かれた19世紀後半のアメリカ西部史」。
日曜日未明、ディー・ブラウン著の『わが魂を聖地に埋めよ〈上〉』を読了。
読むのが辛い。ネタバレどころではない、歴史の示す結末は分かり過ぎるくらい分かっている。
白人のあまりの蛮行と横暴。騙し討ちし、頭皮を剥ぎ、首を切り落とし、頭は茹でて頭蓋骨を記念品にと売り払う。女子供は殺すか奴隷に。土地と欲(金)に目が眩んだ白人らの国。今もアメリカは、金融業などを見ても、海外での政権転覆などの野蛮さを見ても、その貪欲さと非情さは変わらない。
アメリカ人が、アフリカの黒人たちをアフリカでどのように駆り集めたのか、その遣り口や歴史を知りたい。何かいい本はないかな。
アメリカの軍と交渉に来たある先住民族(白人が勝手にインディアンと呼ぶ)の代表を殺し、防腐処理し、サーカスの見世物に。
辛いけれど、引き続き、下巻へ。
→ 研修会のため、会社へ。晴れていたので、自転車を駆って。帰りは行き付けのスーパーで買い物を済ませ、水鳥が日向ぼっこするスポットに立ち寄って。今日はなぜか、なん組も番(つがい)で遊泳する光景を見かけた。羨ましいな。川の流れは速い。流れに負けずに同じ位置を保つには、見掛けの優雅さとは違って、結構、懸命に足掻いているような。つがいで居るのも大変なんだね。
← ディー・ブラウン著『わが魂を聖地に埋めよ(下巻)』(鈴木主税訳 草思社文庫) 「シャイアン、アパッチ、コマンチ、ナヴァホ、スー…。1860年からわずか30年間で殱滅させられた諸部族のあまりにも痛ましい歴史を詳細に描きあげた名著」。
読むのが辛い。白人の蛮行に怒り沸騰。黒人や中南米の人々にも苛烈だった……今も。アメリカの正義は血塗られているからこそ真剣なんだな。
辛いけど、今日(日曜日)から下巻に。ただ、読むほどに憂鬱さやら怒りやらが募り、うんざりするので、下巻は車中での待機中に読む。
→ 過日、鑑賞してきた国際ガラス展にて。と言っても、特別展は撮影禁止。紹介したい作品もあるんだけど。ガラスでここまでやるか、とやや驚き。ありがちな器の類いじゃなく、自由な着想での自在な造形物。ゲットしてきたカタログでも、実物のインパクトや存在感は分からない。これは、常設展のデイル・チフリー(Dale Chihuly)によるインスタレーション作品
日曜日の夜中の一時過ぎ、仕事先から帰宅。
台所で手や顔を洗っていたら、足元に何やら黒い影が。また、ゴキブリか。確認してみると、コオロギだった。どこから迷い込んだやら。外に出してやりたいけど、ドアを開けても出て行かない。空き缶や使用済みの乾電池などなどが溜まっている足元の山の中へ逃げ込んでしまった。あーあ。
実を云うと、今夏からなぜか、折々、ナメクジも。週に一度ほど、夜中に帰宅すると、台所の流し付近に出没する。殺すのも可愛そうなので、箸でつまんで、外にポイ。でも、数日すると、同じ奴かどうか分からないけど、流しに現れている。
← 『訳詩集 葡萄酒の色』(吉田健一 訳 岩波文庫) 「シェイクスピア,ボオドレエル,ラフォルグ,イエイツ,ヴァレリイ,T.S.エリオットなど,(中略)英仏の詩篇を収録」。「独自の審美眼と個性的な文体が光る訳詩集」。
詩には無縁の吾輩が言うのも僭越だが、名訳集と改題したいような本。今朝(日曜日))未明から自宅で、フローベールの本を読んでいる合間に、詩で心を遊ばせる。
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