バイクで……美術館内を独り占め ? !
← 久しぶりにバイクを駆って百河豚美術館へ。個人が収集した、仏教など古美術品の、庭園美術館。池には、数知れない鯉が犇めく。人の気配に、集まってきて、眼はギンギン、大口を開けて、我輩を睨む。折角の庭園美術館だけど、やや古びている。客は我輩一人。係員が二人。よく言えば、館内を独り占め ? !
我が家は農家。といっても、農家と云えるのは家だけ。築60年の我が家は、なぜか、朝日と西日が短時間、当たるだけ。日中は陽光に背を向け、夜は月影に背を向けている。屋根裏部屋があるのですが、この部屋も北向き。家の窓からは、日中の態様も、夜の月影も望めない。なんだって、窓一つくらい、お日様や月影の望める方位に作らなかったのか。淋しいぞ!
→ 義経の兜。ちなみに、「百河豚美術館」の「百河豚(いっぷく)」は、「珍しい館名は河豚を愛した青柳の号「百河豚」をそのまま命名しており、これには心の安らぎの一服という意味も含まれてい」るとか。
さて、冒頭に書いたように、久しぶりにバイクに跨った。初夏から初秋まで、休日はずっと庭仕事に没頭。
暑いこともあったが、バイクを駆る機会はめったになかった。
ようやく、溜まっていた庭仕事が峠を超し、今は、例年の庭仕事をこなすだけ。
となると、庭仕事は週に一度にとどめ、週に一度とはいかなくても、月に二度はバイクを駆りたい。
← 江戸時代初期の「士庶花下遊楽図屏風」や数々の印籠、仏像などの古美術品が並ぶ。なお、管内では、売店はもちろんだが、ドリンクのみの喫茶がある。
過日のバッテリー上がりという我ながら情けないミス。ボケが始まったのだろうか。これまでにない凡ミスである。
数日間、意気消沈。でも、家に閉じこもっていては猶更、気持ちが沈んでいく。
いい空気を吸おう。
バイクで浮遊する、疑似的な自由感を味わおう。
→ 百河豚美術館の隣には、「不動堂遺跡」が。縄文時代から古墳時代に至る遺跡。近くには、食事や休憩の可能な、立派な施設のある公園がある。
実際、走り出すと、車とはまるで違う感覚が蘇ってくる。
二十歳の頃、初めてバイクに乗ってから、44年となる。途中、中断することもあったが、改めて、人生のパートナーとなりつつある。
自転車も好きだ。
← 縄文の小屋の外観。「ほ場整備に先駆けた昭和四十八年からの」「発掘調査から縄文時代中期の食糧貯蔵や加工用の深い穴、多量の土器や石器、21棟の竪穴式住居が掘り出され」たとか。
乗っているのは、ママチャリなので、遠出には向かないが、買い物への往復や、街中への用足しであっても、行き帰りが楽しくなる。バイクより、気軽に止められ、川面の水鳥を眺め、撮影したり。
それでも、バイクの行動半径の大きさは魅力だ。一時間も走れば、県内の(平野部の)大概の場所へ、渋滞を気にせず向かうことができる。
→ 復元された遺跡の内部を覗く。上掲の小屋より一回り大きな、集会所と目される建物。中は二部屋に分かれていた。「復元された住居の中にたたずめば、釘をいっさい使わない住居の作り方とともに、古代人の生活の知恵を伺い知ることができ、長い長い時を越えて私たちをロマンの世界へ誘う」というのは、同感である。こういう遺跡は大好きだ。
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