ラフォルグの詩を発見
← フロベール (著)『世界文学全集 (17) ボヴァリー夫人・聖アントワヌの誘惑・三つの物語』(菅野 昭正 (翻訳) 集英社) 発売:1976/05 吾輩の本は、昭和61年の第四刷。確か、当時、文庫本では「聖アントワヌの誘惑」が見つからず、この箱入りの本を買った。当然ながら、所収の作品は全部、読んた。
本書所収の「ボヴァリー夫人」を読了した。 今回で三度目。読むたびにフロベールの凄みを感じさせられる。 主人公のはずのボヴァリー夫人が自殺を遂げたあと、さらに上下二段組の本書で20頁も叙述されることに、改めて驚き。厳粛なはずの死、しかも、自殺なのに、現実は厳粛と貪欲と陳腐過ぎる日々が諧謔的に描かれる。そこにこそ、フロベールのリアリズムの残酷さを感じた。
今日(月曜日)から「聖アントワーヌの誘惑」を読む。この作品にこそ、フローベールの真骨頂がある。
この作品を読むために、本書を購入したのだ。「ボヴァリー夫人」は文庫文でこの前にも読んだことがある。
→ 今日も庭仕事。ようやく、ルーティーンの作業。家の回りの杉の木の剪定……というと恰好いいが、枝葉の削ぎ落とし。防風などの役にたっているのだが、大きくなりすぎ、風で揺れると家の壁に擦れる。台風シーズンの来る前に済ますべきだが、溜まっていた枝葉の片付け作業を優先したため、今頃になった。画像は、シュウメイギク。作業をおえようとしたら気が付いた。
← 仕事で久しぶりに海辺へ。海はいいなー! 富山の海は、遠浅の真逆。一気に千メートルの深みへ。三千メートル級の山々の連なる立山連峰との落差四千メートル! 富山平野は、扇状地。なので、富山平野を流れる幾つもの一級河川は、滝のようなもの。
『訳詩集 葡萄酒の色』(吉田健一 訳 岩波文庫)を少しずつ読んでいる。味わっているというべきか。
「シェイクスピア,ボオドレエル,ラフォルグ,イエイツ,ヴァレリイ,T.S.エリオットなど,(中略)英仏の詩篇を収録」の本。
過日、シェイクスピアの14行詩についても呟いたが、昨日(日曜日)読んでいて、ラフォルグの(吉田健一による訳)詩が素晴らしかった。発見。
→ これまた作業終了時、気が付いた、「杜鵑草 (ほととぎす)」。 地味な花で、自転車などで通り過ぎると分からない。庭仕事の賜物だ。今秋は果実の収穫が乏しかった。花だけは地味ながら、咲いてくれる。
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