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2018/09/14

アイ・シー『セックス・イン・ザ・シー』!

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→ 熱愛…交接中のコウイカ。喧嘩しているわけじゃない。「左側の緑っぽいのがオスで、右側の白いのがメス」だとか。本書には仲睦まじい画像が載っている。それを紹介したいのだが。 (画像は、「熱愛中 - コウイカ - The Sea cucumber Blog なまこブログ」より)

 マラー・J・ハート著『セックス・イン・ザ・シー』を読了した。
 海に生きる生物たちの、まさに驚くべきセックスの多彩なる世界。以下は、本書の話題のほんの一端を羅列しておく:

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← マラー・J・ハート著『セックス・イン・ザ・シー』(桑田 健訳 講談社選書メチエ) 「海の生物たちがどんなセックス・ライフを送っているのか」 「サンゴ礁の専門家が書いた本書では、さまざまな海中生物の性生活がドラマチックかつロマンチックに描き出され」るとか。「私たちが魚を食することができるのは、その魚の餌になる微小な甲殻類が短い周期で繁殖してくれるおかげだ。……――その豊かさの源にあるのが、たくさんのセックスなのだ」。「海における性の営みが破綻すれば、人間も破綻する。水中で何が起きているのかを知ることが、地上の私たちにとって大切なのはそのためだ」。真面目な関心というより、ひたすらな好奇心で読み始めた。

 海では尿が強力な媚薬になりうる。
 コウイカは異性の装いで目を欺く。
 体が小さいほど精巣が大きいという魚がいる。
 仲間(など)からの影響を受けて性転換することは、海では珍しくない。
 エビの一種では、オスになるかメスになるかは食べる海藻の量次第。
 巻貝はペニスを捨てても再生できる。
 アオイガイのオスは取り外しと発射が可能なペニスを持つ。
 最後に交尾してから4年近くたってようやく妊娠するサメもいる。
 あなたの命を救うのは、カブトガニの青い血液の中に隠された秘密の力かもしれない――ちなみに、カブトガニは地球最古の乱交パーティーの主催者の一つに数えられる。
 サンゴの年に一度の放卵・放精は、数百万のご近所さんと一緒に行われる。
 性欲が強いことで知られるイルカの中のいくつかの種は、繁殖行動といてだけでなく、「スポーツ」としてもセックスをする。
 プライバシーの尊重――大規模な海洋保護区が増加している。

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→ サンゴの産卵シーン (画像は、「まるで宇宙にいるみたい♪サンゴの産卵がホントに美しい! - NAVER まとめ」より)

  小谷野敦著の『文豪の女遍歴』 を車中での待機中に読み始めた。

 ひたすら下世話な好奇心で読む。冒頭は漱石だが、華々しい遍歴はないみたい。だから、「国民作家」になったというのは、納得。鴎外が芸者遊びを楽しんだってのは、意外? むっつり助兵衛タイプってことか。
 今まで車中で読んできたイザベラ・バードの「ハワイ紀行」は、自宅でじっくり読む。本書は、車中で楽しむ。
 国木田独歩は、恋多き人物。代表作は読んだけど好きにはなれなかった。

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→ 小谷野敦 / 著『文豪の女遍歴』 (幻冬舎新書) 「文学者の異性関係を知るのは楽しい。彼らが当時の姦通罪に怯え、世間の猛バッシングに耐えながらも不義を重ねたり、人間の痴愚や欲望丸出しで恋愛し、破滅と蘇生を繰り返し、それを作品にまで昇華させるタフさに畏怖すら覚える」。

 有島武郎の「或る女」は、モーパッサンの「女の一生」や、トルストイの「アンナ・カレーニナ」などと共に、若い頃の我輩を魅了した。数年も経ずに再読したっけ。作品の発表後、間もなく人妻と心中死を遂げる。小説の切迫感は、実生活での追い詰められた心中を反映しているのか。ま、そんな忖度は抜きに、「或る女」を久しぶりに読み返したい。

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