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2018/07/08

『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり』を一気に

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← 山本 淳子著『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり』(朝日選書) 「『源氏物語』成立に強い影響を与えた一条と后たちの愛の物語、皇位や政権をめぐる権謀術数のエピソードを、史料と最新の研究成果で紡ぎ上げる」とか。

 山本 淳子著の『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり』を一昨日、ゲット。
 もう、十日ほどになる風邪が本復しないまま、当日の夕方から読みだし、今日の午後、読了した。明日も仕事を休む。それなのに、本夕、二時間余り、庭仕事で汗をたっぷり流した。いいのか?

 昨日(土)、以下のように書いた:
 

 年初、与謝野晶子版「源氏物語」を読んだ。その関連本ということで、山本 淳子氏の本を読み友に推薦された。ようやく、入手したわけである(これまで書店へ何度か足を運んだけど、同氏の本は見つからなかった)。

 最初は、車中での待機中に読もうと思っていたが、今日は仕事を風邪で休む。
 となると、次に読めるのは、二日以上先となる。待てない。
 ってことで、昨日(金)の夕方から読み始めてしまった。

 恥ずかしながら、本書を読んで初めて、清少納言の『枕草子』の意義やすばらしさを教えられた気がする。
 これまでは、古典だからとにかく読んでおこうという程度。尖がった才能や美的センス、などなどは感じても、それほどまで感心できなかった。
 清少納言の男気や、どん底に追い詰められた、そんな逆境で書き始めたってことに尊敬の念さえ(今更だけど)覚えてしまった。


 一昨日に続き、昨日もせっせと本書を読んだ。
 睡眠障害の体を抱え、断続的に日曜も夜通し読み、仮眠を取って(仮眠といっても、小生には仮眠や居眠り、転寝などしか睡眠はない)、今日(日)の午前から残りの70頁ほどを読み切った。
 昨日までは、定子との関りで、女房である清少納言(枕草子)に感心したが、昨夜の途中からは、彰子の女房ということで、紫式部(源氏物語)への理解を深めることができた(と思いたい)。

 本書は、副題(テーマ)が「一条天皇と后たちのものがたり」となっている。本書の題名が一条天皇云々となっていたら、手にする可能性は低かったかもしれない。少なくとも自分は、「源氏物語の時代」とあるから手にしたのだ。
 そんなたわ言はともかく、「源氏物語」の背景としての、まさに副題にあるように、「一条天皇と后たちのものがたり」を実に感銘深く読むことができた。
「源氏物語」(や「枕草子」「栄花物語」紫式部日記」)への関心が一層深まった。

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