あなたの荒れた庭に咲く、栗色のアネモネ
→ 富山ケーブルテレビで(たぶん)毎日放送してる、富山空中散歩が面白い。ドローンを使っての空撮映像。普段、見ることのない角度からの富山市各地の風景。未だに我が町が空撮されないのは残念だけど、乞うご期待? 画像は、富山市の小見小学校側から見た本宮砂防堰堤。画像は、ここから:「富山フィルムコミッション 富山のロケーションのことならお任せください!」
今月のガス料金(使用量)のお知らせが届いた。もう少しで、基本料金。暑くなると、ガスを使う調理は敬遠する(部屋が温まってしまうから)。
その分、電子レンジを使ったりして、電気代が上がるじゃないか、という真っ当な批判は気にしない。
今般の集中豪雨惨禍。まずは、行方不明者の捜索や被災者の救援活動などが先決問題。とは思いつつも、被災の構造的な原因も考えないとこれからも繰り返される。
気候の温暖化やそれに伴う集中豪雨はもちろんだけど、他にも構造的な問題があるのでは。
「平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害 - Wikipedia」によると、法の網をくぐった宅地開発。広島県は土砂災害危険箇所数が約32,000箇所と全国で飛び抜けて多い県。平野部が少ないため山裾ギリギリまで宅地開発してきた。県土の48%を「広島型花崗岩」が占め、瀬戸内海式気候であることから花崗岩の風化が進行しやすいため、その風化残留土であり土砂災害に弱い「まさ土」が生まれやすい環境にある。分かっていても、対策は打てずに来たのはなぜなのか。
被災地支援には、いろいろありますが、意外と重宝されるのが、(使い捨て)マスクです。土砂には、汚染物質(排せつ物など)がいっぱい混じっていて、天気が良く、泥が乾いて空中に舞う。そんな埃を吸うと体にダメージとなります。暑いけど、マスクが大事とか。
イェルト・ドレント著の『ヴァギナの文化史』を読了した。
昨日、「男性の割礼に相当する女性のクリトリス切除の記述には、暗澹たる気持ちになる。
本書によると、女性らは本人らの希望で断固やっている(しないと仲間外れになる)というが、理解が不能である」などと、印象的な事項に関して感想をメモった。
← イェルト・ドレント著『ヴァギナの文化史』(塩崎香織訳 作品社) 「その名を呼ぶことさえ憚られてきた、女性の秘密の図説・文化史。快楽やオルガスムの神秘から、世界の不可思議な風習、芸術的解剖図、最先端医学まで」といった本。ひたすら好奇心で読む。画像も豊富なのが嬉しい。キャサリン・ブラックリッジ 著の『ヴァギナ 女性器の文化史』 (河出文庫) がやや堅苦しい記述に終始していたような印象が残るが、本書はどうだろう。
本書の内容案内によると、「ヴァギナは、女性の快楽の住処であり、男性たちを魅惑してきた神秘の泉であり、世界の創造の起源である。しかしながら、長い歴史の中で、その名を呼ぶことさえ憚られ、神秘のベールに包まれてきた。本書は、世界的なセクソロジー学者によって、解剖学的な知見から、女性の快楽やオルガスムの神秘、世界のさまざまな文化における不可思議な風習まで、古今東西の「女性の秘密」をめぐる驚くべき歴史を、医学史・文化人類学・最先端医学など広大な視野から探究した、世界でも初めての図説・文化史である」という。
本書について、下手な感想を書くのも僭越というか、難しい。
ただ、本書の末尾に載っている、ブラジルの作家カルロス・ドルモン・デ・アンドラーデの詩をここに再掲しておく。栗色のアネモネは何を暗喩しているかは言うまでもないだろう:
「あなたの荒れた庭に咲く、栗色のアネモネ」
あなたの荒れた庭に咲く、栗色のアネモネ
情熱的な手を休める。よく気をつけなくては。
どの花びらも、どの花弁も、ゆっくりと愛撫しよう、
この世のものとは思えないものを。そしてよく見なくては、
口で味わう前に、心の中で味わうように、
愛すべき、何もかもが尊い、このみずみずしき花を。
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