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2018/07/18

なぜ水俣病患者は「チッソを許す」と言い始めたか

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→ 昨日は、ミニトマトだけの収穫。中1日置いて、これだけ。人にあげるほどじゃないので、冷やして我輩がたべる。さすがに一度では食べきれず、二度(二日)に分けて食べた。

 冷蔵庫には、お茶の冷や水出しと、この丼トマトで充実。冷蔵庫には、水道水もコップ一杯分、常時、冷やしてある。何を飲むにしても、まず、冷水を軽く飲んでから。飲料代を減らす意味もあるけど、冷やした水道水が美味いんだ!

 富山には、融雪装置がある。この猛暑なのだから、この装置で市街地などに散水したらどうだろう。水不足じゃないし、費用対効果は大きいのでは。
 散水した地域の気温は、下がるとして2から3度位だろうけど、それでも一定の効果が見込めるのでは。

 今日(火曜日)も庭仕事。夕方の二時間あまり。まだまだ片付け作業が続く。庭の片隅に、突き抜き忍冬の花が。もう、1ヶ月以上咲いている。

Kukai

← 石牟礼 道子【著】『苦海浄土―わが水俣病 (新装版)』(講談社文庫) 「工場廃水の水銀が引き起こした文明の病・水俣病。この地に育った著者は、患者とその家族の苦しみを自らのものとして、壮絶かつ清冽な記録を綴った。本作は、世に出て三十数年を経たいまなお、極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴えてやまない。末永く読み継がれるべき“いのちの文学”の新装版」とか。

 何十年来、一度は読まないとと思いつつ、内容の重さを思って、手が出なかった作品。
 読みながら、憤怒の涙を何度も。こんなことがあっていいのか、と。

 ところが、解説を読んでびっくり。ドキュメントとは言わないまでも、患者や家族らへのインタビュー、ルポを元にしての文学性高き書なのだと思い込んでいたからだ。読み終わるまで。でも、内容のほとんどは作者による創作なのだとか。
 となると、詩人の資質のある作家による文学作品なのだ。

 余談だが、小生は、水俣病と同時期に問題になっていたイタイイタイ病の存在を知ったのは、漫画の本を通じてだった。小学生時代のこと。日本の奇病特集の中に、この奇妙な<病気>などが扱われていた。
 中学生になって、富山ではイタイイタイ病の存在が社会問題化する中で、吾輩は、企業不信、住民不信、当局不信、医者(医学界)不信を痛切に抱いてしまった。
 理系好みの自分だったが、文学や哲学への開眼もあって、物理学科志望から哲学志望へ転向したのだった。

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← 竹内正彦(監修)『図説 あらすじと地図で面白いほどわかる! 源氏物語』(青春新書インテリジェンス) 「登場人物およそ450人、詠まれた歌795首。70年にもおよぶ壮大な物語に永遠の命を吹き込んだ紫式部の真意とは…この一冊で、千年の愛の秘密を読み解きます」だって。

 ネットで関連情報を検索していたら、以下の記事が上位に:
なぜ水俣病患者は「チッソを許す」と言い始めたか〜皇后美智子と石牟礼道子のものがたり(山折哲雄,高山文彦) 現代ビジネス 講談社(1-5)

 一読、非常に興味深い記事である。
 けれど、違和感も覚えた。水俣病患者が「チッソを許す」と言ったというが、患者すべてが許すと言ったわけではないだろう。苦悶の果てに亡くなった当人や、その遺族はどう思っているんだろう。
 死んだ者は何も言えないのだ。
 というより、皇族にチッソ企業の関係者がいるのでは、タブーもあるし、口を堅く閉じるしかないのではないか。

 何と言っても、「水俣病のチッソは雅子妃の祖父だった!!皇室にあるまじき穢れ! - NAVER まとめ」といった事情があるのだ。物言えば唇寒し秋の風である。真夏日の連続の日々ではあるけれど。

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