お前らの墓につばを吐いてやる
→ 豪雨は朝までに(一旦)上がったので、今のうちにと庭を見て回った。生け垣の土砂流出防止のための石(10センチあまり)が幾つか側溝に落ちていただけ。無論、拾い上げ元の場所に積んでおいた。さて、やれやれと玄関に戻ろうとしたら、つい先日まで見かけなかった花が。アガパンサスだ。淡い紫色の地味な花。毎年、梅雨時に咲いてくれる。自分は忘れていても、アガパンサスは秘めやかに存在を示す。
昔は、我が家の庭には、これまで多くの方のブログでも、図鑑でも見たことのないような花がいろいろ咲いていた。その大半は今や、影も形もない。たぶん、吾輩が、春先の除草大作戦で、芽吹いた草を片っ端から毟ってきたからだ。ああ、罪深い吾輩。無知ほど怖いものはない。
昨日は買い物に行かなかったので、朝食はありあわせ。一昨日買ったミニカップのソーメン、バナナ2本、あとはあれ。気温が高いとガスレンジを使う調理はしない。お湯も沸かさない。でも、今朝は半袖では寒いくらいなので、お湯を沸かし、困った時のあれ、カップヌードル。物足りなさは、毎朝の薬で誤魔化す……わけじゃない。常用している薬だ。
← ボリス・ヴィアン【著】『お前らの墓につばを吐いてやる』(鈴木 創士【訳】 河出文庫) 内容案内は、昨日のブログで紹介した。表紙の装画は、ただじゅん氏による。結構、この絵が気に入ったよ:「JUN TADA」
ボリス・ヴィアン作の『お前らの墓につばを吐いてやる』を読了。昨日の夕方から読み始め、食事や本ブログ日記の執筆による中断を挟んで、今朝未明までに読了した。
期待に違わぬ刺激的な作品だ。フランス人の彼が、黒人だと称して創作したノワールノベル。
ボリス・ヴィアンの名は、戦後フランスの混乱期に登場し活躍した、サルトル、ジュネ、ブランショ、アルトー、エルンスト、フックス、、ツァラ、ジャコメッティ、コクトー、バタイユ、ジュリエット・グレコ、デュシャン、マン・レイ、デュビュッフェ、エーコ、さらに戦中に活躍したセリーヌらも含め、彼らの活躍をたどる中で折々は目にしてきた(ここに名前を挙げた人物の一部については、本ブログでも採り上げたことがある)。
でも、とうとう今日に至るまで彼の作品を手にすることはなかった。怠慢のそしりを免れない。
人種差別への怒りが描かれているが、もっとフランスや世界の現状そのものへの、方向の見えない野獣的な憤怒の念が溢れかえっている作品と思える。ハードボイルド的な簡潔で歯切れのいい、よすぎる文章と叙述、展開の速さ。命を焼尽しようとでもいうような作品なのである。
→ 今朝、雨中での収穫。何故か、ナスは一個だけ。キュウリは全く生っていない。数日ぶりなので、収穫遅れさえ懸念していたのに。このところの降雨(低温)続きのせい? 緑色の実は、ネーブル。3センチほど。雨に打たれて(?)落ちていた。ミニトマトだけそこそこに。
昨日、本の買い出しに書店へ。20冊ほどのリストを店員に見せた。書店に在庫がなければ、注文するつもり……だった。けれど、なんと、半数近くが絶版か品切れ。そんなに古い本じゃないのに。ほとんど、読書メーターで存在を知った本なんだけど、残念。
スマホの料金プランの変更を打診に携帯電話会社(営業所)へ。東京在住時代と違い、通話は激減。一定額でかけ放題のプランは無用になったので、どの程度まで下がるか確かめた……が、システムを変えても千円ほどしか変わらない。これじゃ、意味がない。となると、格安スマホへ変えるしかないか。
(頂いたコメントへのレス)今日の業者の対応にはがっかりしました。どうでもいいような対応。ああ、もう縁を切っても構わないんだなって、感じました。格安スマホ、良さそうですね。アドバイス、ありがとう。
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