読書三昧を願いつつ雑草退治
← プルースト 作『失われた時を求めて 12 消え去ったアルベルチーヌ』(吉川 一義 訳 岩波文庫) 「アルベルチーヌの突然の出奔と事故死――.そこからの絶望が忘却へと変わる心理の移ろいを繊細に描く」とか。
今日も風邪が治らず仕事を休む。読書三昧と行きたかったが、今日は父の命日なので、早朝から墓掃除。雑草がすごい。大量の雑草のため、自転車で2往復。ついで、仏間やトイレなどを拭き掃除。庭などのメンテはするけど、家の中は放置。室内の掃除で手抜きしてきた(人には迷惑が掛からないし)。仏壇に果物などを供え、住職を待つ。親戚の人も墓参りを済ませ、家の仏間で一緒にお参り。
その後、住職らとしばし歓談。その後、買い物などを済ませ、少々の読書ののち、夕方の五時過ぎから二時間半、雑草退治。このところの雨で、嫌というほど、草が伸びている。今日も大きめの袋、数個分を収集し、燃えるゴミとして出す。これだけ連日、草むしりをしても、道半ばにも至らない。今夜だけは読書タイムだよ。
草むしり作業はきつい。場所によっては、除草剤を使えるのだが、自分としては薬に頼りたくない。
草はどんどん生える、育つ、蔓延る、目立つ。どれだけやっても、追いつかない。夢にまで草に追いかけられそうである。
読書。今、読んでいるのは、プルースト 作『失われた時を求めて 12 消え去ったアルベルチーヌ』と、イェルト・ドレント著の『ヴァギナの文化史』を交互に。
片や世界の名作文学、片や世界の起源とも呼称されるヴァギナを巡る文化史。あまりに違う世界を跨って読んでいて、めまいがしそう。
← イェルト・ドレント著『ヴァギナの文化史』(塩崎香織訳 作品社) 「その名を呼ぶことさえ憚られてきた、女性の秘密の図説・文化史。快楽やオルガスムの神秘から、世界の不可思議な風習、芸術的解剖図、最先端医学まで」といった本。ひたすら好奇心で読む。画像も豊富なのが嬉しい。キャサリン・ブラックリッジ 著の『ヴァギナ 女性器の文化史』 (河出文庫) がやや堅苦しい記述に終始していたような印象が残るが、本書はどうだろう。
後者は、題名に惹かれ、ひたすら好奇心で読んでいるのだが、案外と堅実な内容である。医学的生理的記述の細かさには結構、しんどい。
まだ中途なのだが、男性の割礼に相当する女性のクリトリス切除の記述には、暗澹たる気持ちになる。
本書によると、女性らは本人らの希望で断固やっている(しないと仲間外れになる)というが、理解が不能である。
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