庭仕事用の曇らないゴーグルが欲しい
今日(木曜日)も午後5時過ぎから二時間、庭仕事。昨年は日中の一番暑い時間帯に作業していた。エアコンを使いたくなくて。でも、何度も立ち眩みし、座り込むようになった。今夏は、暑さが桁違い。無理は止めて夕方に。
雪村 葉子著の『私は絶対許さない <新装版>』を読了した。車中での待機中に一気に。
← 雪村 葉子 (著) 『私は絶対許さない <新装版>』(ブックマン社) 「15歳で集団レイプされた私が、風俗嬢になり、さらに看護師を目指した理由」。
筆者は、輪姦され、やっとの思いで逃げ出してきた。
ひたすらレイプ犯への恨みと、いつか奴らを殺してやるとの思いで辛うじて生きぬいてきた。
人生が捻じ曲げられた彼女。
そんな彼女だからこそ、ヤクザや買春野郎たちとの出会いを重ねる。
女の乳や尻や穴に固執する男たち。ひたすら嫌悪と軽蔑の念で男たちの欲望を処理する。彼女は常に男の振る舞いや性癖を冷静に観察している。
そんな中、買春野郎との交情と、やがての結婚を通じて、性の喜びを知る。そんなはずはない……のに、深みに嵌っていく彼女。それでも、レイプ野郎たちを許したわけではないし、輪姦の苦しみを忘れたわけではない。
本書での彼女の特徴は、彼女がやがて介護(看護)への関心を深めていくことだ。障碍者であっても、性的欲望は健常者と同じようにあることを知る。対処する。
男女の性のドロドロを知り尽くした彼女だからこその人間への洞察。
著者は、こんな悲惨な体験がなければごく普通の人生を送っていたのかもしれない。
精神科医の和田秀樹氏が解説を担っている。トラウマを含めた被害者感情について、非常に参考になる。本書を元に映画も撮るとか。
以下は、読みながらの折々の呟き(但し、本書の半ばまでの分):
私は絶対許さない 許しちゃいけない。
自分に非がなく被害者なのに、自分を責め続ける。暴行されても警察には訴えない。病院へも行かない。なせ? やっとのことで帰ってきた娘を問答無用で殴る父。娘の無断外泊をクラスメイトの家々に電話して回る母親。何一つ事情を聞こうとしない。なるほど、これじゃ親もレイプ野郎たちと変わらない、警察も病院も不可なんだ。
読んでいると怒りに震える。同時にもどかしさの念が沸き上がるのを抑えられない。親は世間体が第一。事件が発生したのは正月。旧家には親族が集まっている。誰一人彼女の異変に気付かない? 気付いても、見て見ぬふり?
地元のチンピラどもに輪姦された日、自分は死んだという。中学校でも、あいつはアバズレと、悪質なイタズラ書きをされる。私は死んだんだと、タバコを吸い、地元のヤクザの色になる。そいつは、輪姦した奴らの一人の家の奴。
世間知らず。ウブ。無知。無知は罪かもしれない。親も学校も、中学生には性については敬遠気味なのか。
摂食障害(食べて忘れようとし、吐いて全てを拒絶する)、頻繁なリストカット 、下剤の常用(で尻の穴がヒリヒリする)。
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