充実した読書生活
← ジョルジュ・バタイユ 著『有罪者 無神学大全』(江澤 健一郎 訳 河出文庫) 新訳 「鋭利な文体と最新研究をふまえた膨大な訳注でよみがえるおそるべき断章群が「神なき神秘」を到来させるとか。今日(水曜日)から。久しぶりに、新版で。脳科学(医学・生理学)の本と平家物語と、車中ではこの書。
今日(水曜)は雨天の予報だった。なので、畑の水やりは天にまかせた。ちょうどいい降り具合。車窓を濡らす雨を眺めながら物思いしつつ読書するのもいいね。
← R・ダグラス・フィールズ著『もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」』(監・訳:小西 史朗 訳:小松 佳代子 講談社ブルーバックス) 訳者あとがきによると、「フィールズの到達した結論は、(略)神経科学の主流であり続けている「ニューロン中心主義」(略)という見解が、まったく不完全で、大きな変更を迫られており、実は「グリアがニューロンを制御する」という主客転倒、あるいはニューロン-グリア両立主義とも呼ぶべきものであるという」。
今日(木曜日)午前の天気予報では、本日は曇天で雨が降りがち。実際、午前には豪雨も。昼過ぎ、居眠りから目覚めたら、なんと、晴天。慌てて、バイクで予約した本を取りに書店へ。買い物を済ませ、洗濯も済ませ……。天気でその日の行動は随分と変わるものだ。
洗濯するの、遅くて乾かないうちにまた雨が。ああ、もう六月になろうというのに、室内干し!
R・ダグラス・フィールズ著の『もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」』を読み続けている。
← プルースト 作『失われた時を求めて 11 囚われの女 II』(吉川 一義 訳 岩波文庫)
脳科学の大変貌が起きつつある。ニューロン至上主義から(従来は梱包材程度の扱いだった)グリア細胞を含めた脳の理解へ。
宇宙論もダークエネルギー・ダークマターを取り込んだ宇宙論へと変貌しつつある。
生物学も、特に人体本体の数倍とも想定される共生細菌も含めた生物像へと認識の再構築が迫られている。
政治の世界も、冷戦崩壊以後、資源確保やエネルギー源のシフトを軸に、宗教や民族、既得権益層の抗争が激化して、いつ実現するか分からない安定までは激動激変の数十年が続くだろう。
← プルースト 作『失われた時を求めて 12 消え去ったアルベルチーヌ』(吉川 一義 訳 岩波文庫)
失われた時を求めて(10)まで買って読んできていた。ずっと失われた時を求めて(11)を待っていた。でも、出ない。半年余りで出るはずなのに。訳者に何かあったのか……。
何かあったのは、自分だった。刊行されたという広告を見逃していたのだ。情けない。数日前、(12)を買いに行った際、(11)を予約したのだった。迂闊!
全訳に至るには、あと2冊か。順調に訳業が進めば、あと一年ほどで達成となるかもしれない。頑張ってほしい。
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