赤裸の心で
『平家物語』(古川 日出男 訳 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 河出書房新社)を一昨日から読み始めている。
→ 鈴蘭の花壇に落ちていた枯れ葉を拾おうとしたら、鈴蘭の葉っぱの一枚が白っぽい。見ると、それは蛾(か蝶)。撮影しようと間近に近付いても、微動だにしない。睡眠中? 折々、蝶の姿は見かけるのだけど、カメラを持参していなかったり、撮影に成功していない。ま、蛾も蝶も似たようなもの……かな?
その日の日記にも書いたけど、「註釈付きの翻訳本を読んできたんだけど、物語の流れに乗れない。やはり、まずは現代語訳で物語を楽しむことが先決だ」というわけで、本書に手を出した。
← 牧田恵実さん 「美の波動2018 富山石川現代作家展」にて 拙稿「「アートハウスおやべ」へ!」を参照のこと。不思議の国のアリスか、何かの童話の世界。夢の中で見た、あまりにリアルなデジャブの光景。
やはり! 現代語文だけを読むと、話の流れがよく分かる。ただし、原文は琵琶法師などの語り物。味わいは違うってことは、踏まえておかないと。この全集は、作家による現代文への翻訳。たとえば、「古事記」は楽しめなかった。やはり、書店(図書館)で、訳文を確かめないとね。
→ 作者作品名不明 「美の波動2018 富山石川現代作家展」にて 拙稿「「アートハウスおやべ」へ!」を参照のこと。伊豆の今は使われなくなった(失われてしまった)隧道を想ってしまった。
開館して間もないらしい「アートハウスおやべ」を訪れ、「美の波動2018 富山石川現代作家展」を見てきた。興味深い作品もあり、紹介したかったのだが、作品を撮影したはいいけど、作者名をメモし忘れている。ネットで検索をかけて調べたけれど、分からない。
← 作者作品名不明 「美の波動2018 富山石川現代作家展」にて 拙稿「「アートハウスおやべ」へ!」を参照のこと。過日、訪れた埋没林博物館での光景、あるいは、これまたバイクで訪れた「杉沢の沢スギ」での光景を想ってしまった。
ジャレド・ダイアモンド著の『若い読者のための 第三のチンパンジー』を読了。
同氏著の『銃・病原菌・鉄〈下〉―一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』(倉骨 彰【訳】 草思社文庫)がベスト(ロング)セラーとなっていることから、急遽、過去の著作を簡潔に纏めて出版した本みたい。
→ 作者作品名不明 「美の波動2018 富山石川現代作家展」にて 何処か、ジャン・ミッシェル・バスキア、あるいはベルナール・ビュッフェを想わせる画風。 拙稿「「アートハウスおやべ」へ!」を参照のこと。
既読感があるのは当然で、こうした研修を発展させて『銃・病原菌・鉄』なる研究に至ったのだから。
どの科学や研究も、専門化細分化が進む一方である。だからこそ、幅広いジャンルを横断する研究のニーズも高まっているのだろう。昔は、哲学がその役目を果たしていた。それが研究者の層の広がりで専門化が進んだ。それは必然性があったのだし、これからもその傾向に変わりはないだろう。
← 作者作品名不明 「美の波動2018 富山石川現代作家展」にて 拙稿「「アートハウスおやべ」へ!」を参照のこと。黄昏の浜辺、それとも喧騒のあとの淋しさを静謐に描かれている。
けれど、それでは針の穴から世界(の薄切りされたほん)の一面を見ているに過ぎないのも事実。
今こそ、何についても(生きることについても)専門家ではない哲学者の頑張りの必要な時代だと思う。小生が畏敬するダニエル・C.デネットもその一人だと思う。
→ 広田郁世さん 「美の波動2018 富山石川現代作家展」にて 拙稿「「アートハウスおやべ」へ!」を参照のこと。朦朧体風な表現だけど、細部は丁寧に描かれている。
非才浅学の吾輩だけど、学生時代からの関心は、まさに何についても(生きることについても)専門家ではない、赤裸の自分から世界を這いつくばってでもまさぐり生きる。文学や哲学の基本はそこにあると思ってきたし、今も。
← ジャレド・ダイアモンド著『若い読者のための 第三のチンパンジー』(訳:秋山勝 編:レベッカ・ステフォフ 草思社文庫) 「著者の最初の著作を読みやすく凝縮」とあるように、編集された本。これでも370頁ある。こういった話題は大好物。文学にも哲学にも、考える世界を深め膨らませる材料となる。
五月の連休の頃、ナス、キュウリ、トマト、ヒマワリの苗を植えた。順調な成長…。何本か弱弱しいけど。梅雨になると雨続きになる。水が乏しいのも困るけど、多すぎるのも困る。その意味で、雨の日、そして晴れの日が移り変わるのは、ありがたい。今のうちに、しっかり根付いてもらい、そろそろ来る梅雨の時期、その後の夏に備えてほしい。
数年前からのクリやキュウイ、アンズ、ナシ、柿などは順調に育っている。夏から秋へ、収穫の時期がやってくるよ。
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