北米や日本には<ラス・カサス>がいたのか
無論、何度となく、アスパラガスを買って、鍋で茹でたり、電子レンジでチンしたりしたけど、うまくいかない。固いまま。塩を振ったり、マヨネーズを垂らしたりして、無理やり食べようとしたけど、青臭い。何が悪いのか。
← ネーブル。開花? 実? 畑には、ほかにアンズやナシ、クリ、キウイなどがある。
同僚や親戚の者に訊くと、簡単だよって、調理法を教えてくれるんだけど、それだったら、俺だってやったよって。ということで、ネットで調理法を調べることに。既に冷蔵庫にアスパラガスは入っている。今日、アスパラガス茹でに再挑戦する。成功したら、ベーコン巻きかチーズ併せで食べる。上手く行ったら、報告するかも。
→ 謎の植物。何度、根本付近で断ち切っても、育ってくる。名を名乗りなさい。
先ほど(月曜の昼過ぎ)、アスパラガスを茹でて食べた。マヨネーズだけかけて。美味かった。固さも程よいし。前、どうして茹でたら固かったのか。茹でる時間が短かったのかな。とにかく、今後の楽しみができたよ。好きで食べられる数少ない野菜なのだ。
成功に味をしめ、今日もアスパラガスを買ってきた。
← 一昨日、苗を植えたヒマワリ。雨、嬉しい?
ラス・カサス著の『インディアスの破壊についての簡潔な報告』を読み始めた。
前に読んだことがあるし、今読んでいる本がいずれも浩瀚なのだが、読み返したくて、つい手が出た。スペイン人は、インディアスの人びとを千万人以上を虐殺した。宗教(布教)を口実にしているけど、実際は金への欲望、それ以上に、殺戮しまくりたいという本能が滾っている。これが人間の本能なのかな。挿入してある版画もなかなか。
→ キウイフルーツ、小さな実が多数。
本書の内容も歴史の事実として厳粛に受け止めなければならないが、こういった報告書が作成され、本国に伝えられ、国王に報告され、しかも、貴重な文献として残ったことに驚きを覚える。
スペインにとって、弁解の使用のない歴史の恥部である。
日本だったら、秀吉による朝鮮侵略も、近代における朝鮮や中国大陸への侵略の記録など残らないだろう。そもそも、正確な記録も作成しないし、作成しても、隠蔽するか敗戦時にほかの多くの蛮行の記録文書と共に焼却され、歴史の闇に葬ろうとしただろう(というか、実際に葬ったのである)。
歴史の恥部であっても、国家国民の行った歴史的な事実だとして、のちの人びとへの反省材料となる、という発想は、日本の当局には欠片もないようだ。
その点で、国家が行った蛮行の有無以上に、国家の姿勢の劣悪さに愕然とする。
← ラス・カサス 著『インディアスの破壊についての簡潔な報告』(染田 秀藤 訳 岩波文庫) 「キリスト教化と文明化の名の下に新世界へ馬を駆って乗込んだスペイン人征服者たちによる搾取とインディオ殺戮が日常化している植民地の実態を暴露し,告発した書」。一方で、「1552年に印刷に付されたこの「報告」は,刊行直後から十九世紀末まで,スペインと敵対する諸外国により反スペイン宣伝の格好の道具として使われ続けた」という側面も。拙稿「コンキスタドール」参照。
ところで、中南米にはラス・カサスのような人物がいた。では、翻ってアメリカは、北米で先住民族の人びとを虐殺してきた歴史的事実を文書の形で残しているのだろうか。気になるところである。西部開拓の歴史とは、現地の人びとを虐殺しまくった歴史そのもののはずなのだが。
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