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2018/04/04

木瓜(ボケ)学名は、「美しい」、「華やか」

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→ 壁を這う蔦、地から萌え上がるような雪柳、三重カナメ、サツキ、バラなど。春の連弾。

 富山市の桜。昨日まではずっと満開だったけど、翌日である今日の午後、市内を通りかかったら、桜は散り始めていた。早い。呆気ない。淋しい。

 このところ、読書のペースが落ちている。休みの日は、雪の後遺症の庭のメンテナンスが結構、大変。目途がついたら、畑仕事も待っている。そのうえ、内科や歯医者さん、会社の勉強会、町内の葬儀(会葬)など。じっくり読書三昧といった日は、いつ来るのか。

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← 三重カナメが奔放に育っている。刈り込むべきか、否か、それが問題だ。カエデ(モミヂ)がいよいよ芽吹いてきた。その他、ナシやキウイ、梅など、つい先日まで枯木のようだった木々に芽吹き。時期が来ると春を謳歌する。

漱石書簡集』を車中での待機中に少しずつ読み進めている。
 漱石は、公表された津署から、藤村の「破戒」を絶賛。当時にあって、さすがに炯眼。我輩も、近く読みたい(3回目)。「夜明け前」もそろそろ再読(4回目)したいな。吾輩は、藤村の小説は大概、複数回、読んでる。詩は、1回、あるかなー、である。詩を楽しむセンスがないってことなのかな。

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→ 木瓜の花が咲き誇っている。木瓜放題ってか。ところで、ボケ(木瓜)なんて名称は、あんまりな気がする。何処かで本来の名前が転訛したらしいけど。「学名のspeciosaは、「美しい」、「華やか」」だって。日本名とは雲泥の差だ。

 留学中のロンドンから奥方の鏡子さんへの便りも、日常が垣間見得るようで面白い。ところで、本書を読んでいて、ふと疑問が。奥方へは、「鏡どの」とある。これ、どう読む? また、漱石は、普段は奥さんのことをどう呼んでいた?
 書簡なので、「鏡どの」でしょうけど、日常にあっては、「おい」とか「お前」とか、「鏡子や」とか。「鏡ちゃん」は、想像しにくいな。

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← 石蕗だろうか、表の庭の隅っこに。昨年は、ここにはなかった。裏の小道に昔からツワブキの群生がある。そこから飛んできた?

 加山雄三さんが相棒とも呼ぶ、愛するクルーザーの光進丸が謎の火災。会見する同氏の姿が辛そうだった。小学生の終わりの頃からのヒーロー的、存在。ネガとポジとの関係でいうと、吾輩がネガなら加山さんはポジの極。自分には到底、あり得ない世界の具現者。でも、同時に筆舌に尽くしがたい苦労も重ねられてきた。そういえば、今年の春3月3日だったか、富山市(のオーバードホール)で、「加山雄三 祝!80歳 スペシャルライブ」があったばかり。仕事で見ることは叶わなかったけど。

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← 『漱石書簡集』(三好行雄 編  岩波文庫) 「漱石の手紙を読むとこの類まれな人物のあらゆる心の動きがその温もりとともに伝わって来るように感ずる。(中略)全集版から友人の正岡子規,妻の鏡子,弟子の寺田寅彦・小宮豊隆などに宛てた158通を選んで注解を付した」とか。漱石の人徳に触れたくて、敢えて書庫から引っ張り出してきた。叱咤してほしいようでもある。逆に、藤村の小説は好きだが、藤村の傍には居たくない気がする。

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