悪夢に苛まれつつ読書する
赤っぽい物、何かの臓器か、採取した数百ccの血液が入っている。二人は深刻な表情。こんな場にまでわざわざ来るなんて、余程、酷いってこと。私は、とうとう来るべき事態が来たと、腹のそこで覚悟を決めて、その時の来るのを待ち受けていたのだった。でも、動揺は隠せない。
(話の続きが聞きたいというコメントへのレス)残念ながら、それともホッと安堵の胸を撫でおろしたというか、ビニールの透明な袋に入った内臓(か血液)を見た瞬間、やっぱりかと思った瞬間に目覚めてしまったのです。正夢というより、自らの肉体の異変への内心の(自分では向き合う勇気のない)懸念・杞憂があの袋を見た瞬間、とうとう表面化したな、という諦めの念があったのです。
→ 今冬の積雪で横倒しになった、サイロ風の枝葉投棄塔。改めて整地し、雑草投棄サイトを作った。枝葉は、別の場所に。庭仕事、三時間、あれこれやって、一区切り。次は、畑仕事だよ。
昼前だったか、茶の間で読書していたら、屋根から異音が。ドーン、ドンと。落雪のような音にも感じる。でも、今頃、雪が残っているはずもない。慌てて出窓から外の様子を窺ったけど、何も異変はない。無論、出窓の外に何かが落ちた形跡もない。何だったのか。誰か家の中に忍び込んでいる?
異変がないので、読書を再開すると、また、ドーン、ドンと結構、大きな響きを伴って。外を窺うと、黒い影がサーと横切っていく。何だ?
出窓から裏庭をジッと見守ると、カラスの姿が目の前の納屋や風呂場の屋根の上に。図体のでっかいカラスが、我が家の屋根や庇に止まっては、何処かへ。それにしても、いくらでっかいからって、カラスが屋根や庇に止まったからって、あんな振動や音が出るんだろうか。
← D.H.ロレンス 著『息子と恋人』 (小野寺 健/武藤 浩史 翻訳 ちくま文庫) 「主人公ポール・モレルの人生が家族・恋愛、性・死などを中心に生き生きと描かれた20世紀イギリス文学の傑作」。
車中の待機中には、『漱石書簡集』(三好行雄 編 岩波文庫)を、自宅では、『風土記 上 現代語訳付き』(監修・訳注 中村 啓信 角川ソフィア文庫)を牛歩で読みつつ、D.H.ロレンス 著の『息子と恋人』を読み続けている。
と云いつつ、庭仕事や病院通い、町内の方のお通夜会葬など、雑事に追われて、しっかり読むなんてなかなかできないでいる。
しかし、日に数十頁ほどの進行でも、ロレンスの語り口の上手さにつられて、物語に引き込まれ、楽しめている。これが、『チャタレー夫人の恋人』の作家なのだろうかと思うほどに違う世界……と感じさせられるほど。
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