石膏でできた「砂漠のバラ」
→ 石膏(硫酸カルシウム)でできた「砂漠のバラ」 (画像は、「砂漠のバラ - Wikipedia」より) 「ある種の化合物が自然現象でバラのような形状の結晶に成長した石で」「水に溶けたミネラルが結晶に成長するものなので、砂漠といえども水がない(またはなかった)地域からは出てこない」とか。本書にて紹介されている。
我が家の庭がどんどん緑が濃くなる。青葉若葉の庭。
晩冬にかけては、常緑の木々たちが降り積もる雪の白さに緑の存在を健気に訴えていた。例えば山茶花、椿、夾竹桃、アオキ、ツゲ、南天、棕櫚などの常緑樹たち。
初春から春真っ盛りとなると、枯木のようだったウメやキュウイ、クリ、ナシ、ついでカエデや木蓮、馬酔木、柿、バラなどの木々が芽吹き新芽が生え、若葉が。今や庭は濃淡の葉っぱで緑世界に溢れる。ここに花々の黄色や青や白、赤紫、淡紅、淡い桃色が加わってくる。
← 堀 秀道 著『鉱物 人と文化をめぐる物語』 (ちくま学芸文庫) 「鉱物の深遠にして不思議な真実が、歴史と芸術をめぐり次々と披瀝される」ってことを楽しむよ。宮沢賢治ってわけにはいかないけど、鉱物好き。時間の結晶。本書、昔、違う版で読んだかもしれない。情報が古いのは余儀ないとして、鉱物のカラー写真が少ないのが残念。
堀秀道著の『鉱物 人と文化をめぐる物語』を読了した。
本書に関連する記事は幾つか書いてきた:
「現物を手にするに如くはない」
「亜鉛色の空にも息づく命」
「知らずに忠臣蔵の足跡を」
今日扱うのは、やはり、本書の感想というのではなく、柳田国男著の『石神問答』なる書に絡む話題である。
この「石神」はどう読むか。どうやら定説はないようだが、「しゃくじ」らしい。東京に「石神井」という地名があるが、その「しゃくじ」であるようだ。
読みはいろいろあって、「シャクジ(シャグジ・サグジ・サゴジ)という神は関東や中部などに分布し、「石神」と書き、その名の通り御神体が石であることが多い」らしい。
表記も、社宮司、社護神、遮軍神、左口神などさまざま。
(ジェットバスなどのジャグジーとは無縁なようである。)
著者は柳田の説を紹介しつつ著者なりに探求し、「玉(ぎょく)」の話題に移っていく。
「玉(ぎょく)」は、古代の名称では、「瓊枝」と書き、「カシ」または「ケイシ」と読むという。
ちなみに、「瓊枝玉葉」(けいしぎょくよう)とは、「天子の一族のこと。または、身分の高い家の子弟のこと」だという(「「瓊枝玉葉」(けいしぎょくよう)の意味」より)。
原語は、中央アジア近辺らしい。地域によって、カス、カシ、ヤシミ、ヤスピス、ヤーシマ、ラピス、クスルなどと変容した。
中央アジアには、カシミール、カシュガルなどの地名がある。中国では、月氏、亀滋(サンズイなし)、車師、玉門関などなどがある。
→ 夕刻より風雨の予報。選択は昨日のうちに。衣料1回、雑巾類1回、今冬頑張ってくれた毛布で1回。今日は庭や畑仕事。草むしりや庭などのあちこちに吹き寄せられた落ち葉拾い。大きなバケツに数杯。最後に畑の土起こしや肥料投与。今年はナス、キュウリ、トマト、トウモロコシを数株ずつだけにする。果樹がかなり増えたしね。果樹は、キウイフルーツ、クリ、柿、ナシ、アンズ、ウメなど。野菜も果樹も、みんな、親戚にあげる。野菜は嫌いだし、果物は皮を剥くのが面倒だし。
日本では、古代の越(こし)の国があった。
(「越」は、「倭」と古代の中国語では、発音が似ていて、本来は「倭」が「越」に転訛したのではという説を唱える高名な古代史研究者がいる。)
「越」は、姫川などの翡翠という玉の産地がある(だからこそ、古代の強力な勢力足り得た)。筆者は、越は古代語のカシュにつながると考えている。
他に地名では、久慈川などもある(久慈川からは瑪瑙が採れた)。
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