3月の読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:3245
ナイス数:2204
哲学書簡 (岩波文庫 赤 518-2)の感想
ヴォルテール著の『哲学書簡』を27日、読了した。クエーカー教(徒)の話、ニュートンの万有引力理論の齎した衝撃の大きさ、痘瘡(種痘)の話など、興味深い話題が満載。
今日は、書評や感想ということではなく、彼による、パスカルの「パンセ」評を少々、メモっておく。
読了日:03月27日 著者:ヴォルテール
女系図でみる驚きの日本史 (新潮新書)の感想
今朝、未明読了。「源氏物語」を読んで本書を読むと、なんだか実感めいたものを覚えた。
読了日:03月24日 著者:大塚 ひかり
カラー版日本文学全集3 源氏物語 下巻の感想
「源氏物語」で、男どもが女漁りに目の色を変えるのは、女色を求めてということもあるが、女のバックにある血筋や財力を得んがための必死の権力(地位)上昇志向の表れでもあるという。だから、自らの地位などをいいことにレイプも当たり前のようにやってのける(女の周囲にいる女房らも、とんでもないと呆れつつも見て見ぬふりである)。
読了日:03月23日 著者:与謝野 晶子
風土記 (上) 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)の感想
読了した。
先月上旬から、与謝野版「源氏物語」を読んでいる。「古事記」や「万葉集」を始め、日本の古典を読むのは、歴史や古代史への関心もあるが、日本語の形成や語彙、語感、音韻、表現、和歌などに見られる、五七五七七という音の連なり、人々の繋がりに係わる歌謡の要素、素養のない小生だと駄洒落になりかねない「掛詞」という遊びなど、味わうべき要素は多岐に渡るからでもある。
読了日:03月21日 著者:
天才の心理学 (岩波文庫 青 658-1)の感想
車中で読むにはやや理屈っぽい内容だったが、テーマが興味深くて、案外とすらすら読み進めることができた。
内容に古さも感じたし、言うまでもないことだが、精神医学であろうと、天才の創造性にどこまで迫れるかは最初から疑念も抱かざるを得ない。
小生が興味深いというのは、いろんな天才たちの意外な素顔を知れたから、という点が大きい気がする。
読了日:03月19日 著者:E・クレッチュマー
オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2: ケネディと世界存亡の危機 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)の感想
歴代のアメリカ大統領は、軍の暴発ぶりやCIAらの愚かさに踊らされていた。つくづく、アメリカって国は軍(産軍複合体)と富裕層と石油などの資源産業界の勝手放題な国だと痛感させられる。
ベトナム戦争でのアメリカ軍(兵)による有名なソンミ村虐殺事件。「このとき大勢の女性がレイプされた。虐殺行為が長時間におよんだため兵士たちは殺戮やレイプを一時中断し、昼食をとって一服するために休憩した」。ソンミで繰り広げられた蛮行は、アメリカ軍にとっては典型的な掃討作戦だった。
読了日:03月12日 著者:オリバー・ ストーン,ピーター・ カズニック
知られざる地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る―の感想
実際に通して読んでみて、昨日、書いたように、「知られざる地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る」というより、「知られざる地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る研究者たちの日々」と改題したいくらいだった。肝心の「地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る」ことは書いてあるのだが、研究者らの鉱山の深い坑で細心の神経を払って地中(岩などの)サンプルをゲットする苦労ぶりや、研究の成果を発表するに際してのぎりぎりの詰めなどに紛れて、得たいはずの情報が得づらい。
読了日:03月07日 著者:タリス・オンストット
ありえない138億年史の感想
「今あるこの世界を理解するには、物理学や化学を超えて、地質学や古生物学、生物学、考古学、天文学、宇宙学などの歴史科学の領域から人間の歴史へと目を向けるべき」という、ビッグヒストリーという発想。こうした試みは、まさに自分が求めていたもの。
学際の典型と言うべきか。こうした本を読んでいきたい。
読了日:03月02日 著者:ウォルター・アルバレス
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