家じゃなく車で生活も
今日は、日中も寒かったが、日が傾くにつれ、ますます寒くなってきた。
昨日まで暖かかったので、なおさら寒さが身に染む。
昼間は、晴れていたので、久しぶりに(今年初めてか)洗濯物を外に干した。吹く風は冷たいが、ちゃんと乾いてくれた。
が、夕方、寒くて今年二度目の自宅の湯船での入浴は論外に。髪が、頭が痒いので、また台所の流しで、瞬間湯沸かし器のお湯で髪を洗った。周囲は水浸しに。でも、気分は爽快。
午後、研修会のため、出社。そのあと、駐車場で見慣れぬ車を発見。キャンピングカーだ。中を拝見。流しに冷蔵庫に、4人が向かい合わせで囲めるテーブルがあり、フルセグのテレビ。さらに太陽光発電でそこそこの家電などを使える。ベッドがあるのは言うまでもない。換気扇までついている。トイレがあるのかどうかは確かめなかった。
ほしい! 我が家は築65年。耐震構造にはなっていない。次に震度四の地震があったら、倒壊の恐れもある。
かといって、改築する資金はない。
なので、キャンピングカーでなくても、ワンボックスカーを買って庭に置き、普段はその車の中で暮らそうかと、マジに考えているのだ。
← オリバー・ストーン/ピーター・カズニック著『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2』 (熊谷 玲美/小坂 恵理/関根 光宏/田沢 恭子/桃井 緑美子 訳 ハヤカワ文庫NF)
相変わらず車中での待機中に、オリバー・ストーン/ピーター・カズニック著『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2』 を読み続けている。面白い……というより、アメリカの数々の蛮行にむかむかする。
戦後、アメリカのアイゼンハワー大統領は、核兵器を通常兵器と 並ぶ使い勝手のいい武器と見なしていった。安上がりでもあるから。軍は、ソ連に何百発も核を打ち込んで、人の住めない国にしようとも。
CIAは、イランの政権の転覆も(そのため、数十年も独裁政権が続いてしまった)。これまで見てきたアメリカの強高姿勢が冷戦や核も含めた世界の軍拡競争を招いた。利権を守るためには手段を選ばない。アメリカはウルグアイの政権にも介入した。
日本にも介入し続けてきたことは言うまでもない。独自の外交を展開しようとした田中政権にはとりわけ厳しく、とうとう倒されてしまった。以後、日本の政権は田中政権の前のように、アメリカの言いなりになってきた。
アメリカのトランプ大統領は、気に食わないニュースを流すアメリカの大半のテレビ局をフェイクニュースだと非難してきたし、今も相手にしないと言っている。なんと、過去の報道ぶりを見てみると、時の政権の言いなり、御先棒担ぎだった。海外の不都合な政権を倒す際、指導者をソ連の手先だとか、共産主義者だとか、プロパガンダ情報を垂れ流す。そんな実績が実に多い。
「看板政策に掲げるアベノミクスはとうに破綻。異次元緩和で市場をマネーでジャブジャブにしても、潤うのは大企業と富裕層だけ。貧しい者も“おこぼれ”にあずかれるトリクルダウンはいまだに実現していない」(「麻生の首では済まない 森友改竄で内閣は2つ分飛ぶ上|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL」より)
吾輩に言わせれば、トリクルダウンなんてありえない。企業にしても金持ちにしても、自分らの懐が少しでも痛むことをするはずがない。正社員がどんどん減り、非正規雇用の人材が増えるばかり(いつでも首を切れるように、人件費を最小にするように)。貧富の格差が拡大するばかり。
圧倒的大多数の人たちの実質的な生活水準が下がる一方では、景気が好転するはずがない。
← 『カラー版日本文学全集3 源氏物語 下巻』(与謝野 晶子訳 河出書房新社) 画像は、手元にある蔵書を撮影したもの。
本日(火曜日)、若菜(下)を読了。源氏への感情移入が少しはできるようになってきた……ような。
自らが抱え込んだ初心で不用心な宮が大切な取り巻きに寝取られ、その寝取った男が病死し、宮は出家同然に。
寝取った男が憎いが、思えば、源氏だって若いころ、同じようなことをやったのだ(と、さすがに源氏は少しは反省し、恨むと同時に忸怩たる思いをする)。
そう、帝の宮(愛人の一人)を若さに任せて寝取った……子供も成したのである。
因果は巡るなのか。
それにしても、つくづく、紫式部はよくぞこんな宮中絵巻物語を描いたものだと感心する。これから宮中に生きる若い人たちへの勉強の材料でもあったとか。
自宅では、与謝野版源氏物語と並行して、タリス・オンストット 著の『知られざる地下微生物の世界 ―極限環境に生命の起源と地球外生命を探る』(松浦俊輔 訳 青土社)を読んでいる。
読めば読むほど、本書の題名を「知られざる地下微生物研究者の研究生活」と変えたくなる。
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