« 与謝野晶子版『源氏物語』読了 | トップページ | ヴォルテール パスカル「パンセ」を論評する(上) »

2018/03/26

「源氏物語」からロレンス 著の『息子と恋人』へ

1495453440542436

→ 2016年、作った枝葉投棄用のサイト。高さ2メートルのサイトは山盛り。雑草は、二個のコンポストに入れる。

 このサイロ(?)風の枝葉投棄サイトだが、今冬の大雪で倒壊してしまった。積雪で傾き、気が付いた時には横倒しに。
 春本番の暖かさになってきたので、本日、二時間半を費やして、片付けた。トタンや縄などは、再使用可能なので、確保し、枝葉は農作業用の納屋に収納(この小屋の中の整理にも結構、時間がかかった)。

 富山市は、消防法で焚き火は禁止されている。業者に引き取りを依頼すると、かなりな額。まだ決断に至らないのだが、薪ストーブを台所に設置し、冬用の暖炉として活用しようかと、構想を練っている。

247882

← ヴォルテール 著『哲学書簡』(林 達夫 訳 岩波文庫) 「亡命先のイギリスから故国の友人にあてた書簡形式のこの作品は,イギリスにおける信教の自由・民主的な議会政治への讃美に始まり,哲学,科学,文芸等の考察を通してフランス旧体制の愚昧と迷妄を痛烈に批判.啓蒙運動の引き金となった思想文学的記念碑」作品だとか。

 ヴォルテール 著の『哲学書簡』を車中で読み始めた。待機中に読むつもりだが、車中読にはやや難しいか。

 学生時代に読んだ本。書庫から引っ張り出してきた。ハトロン紙(?)の赤茶けた本。世界はもう西欧一辺倒じゃなくなっているけど、傑出した哲人の書は今も示唆に富むはず。
 いきなりクエーカー教の話が出てきて、キリスト教信者のヴォルテールは戸惑いがち。クエーカー教徒は、教えもあって、相手が誰だろうと、対等に話す。伝統や権威を重んじる社会では彼らは出世は望めない。

1521863756793456

→ 昨日(土曜日)、たまたま海辺に行ったので、浜辺で砂浜越しの立山連峰をパチリしてきた。八重津浜海水浴場。快晴無風の富山だった。

 が、そんなクエーカー教徒だからこそ、アメリカはペンシルベニア州では、先住民との約束を守り通し、信頼を勝ち得たとか。なぜなら約束を守った唯一の集団だから。
 ちなみに、小生は本書を読んで知ったのだが、ペンシルベニア州という名称は、「クエーカーでイギリス人のウィリアム・ペンが「シルベニア」と名付けたものをウィリアム・ペンの父ウィリアム・ペン卿に敬意を表して改称した」という。

ペンシルベニア州はアメリカ合衆国において最も歴史のある州の一つである。フィラデルフィアはアメリカ合衆国発祥の地と呼ばれることもある。フィラデルフィアは、独立宣言や合衆国憲法が立案された場所でもある。ゲティスバーグは南北戦争の激戦地であり、今も多数の大砲が保存されている古戦場跡として有名」といったことも、土地柄がもたらした面があるのかもしれない。

9784480427663

← D.H.ロレンス 著『息子と恋人』 (小野寺 健/武藤 浩史 翻訳 ちくま文庫) 「主人公ポール・モレルの人生が家族・恋愛、性・死などを中心に生き生きと描かれた20世紀イギリス文学の傑作」。 

 ヴォルテーヌの「哲学書簡」を読んでいたら、ベーコンのことを、特に『ノヴム・オルガヌム―新機関』 (岩波文庫)を彼がべた褒めしていた。学生時代、哲学科だったのに、読み逃してしまった。

 本書を読んでいて、痘瘡(種痘)の話が出てきて興味深かった。この件については、後日、書くかもしれない。

 「源氏物語」を読了した。日本の古典から遠く離れてD.H.ロレンス 著の『息子と恋人』を読み始めた。
『チャタレー夫人の恋人』は、少なくとも二度、読んでいるのだが、本書はどうだろう。昔、読んだような気がするが、朧ろ。初読のつもりで、楽しむ。 

1521871486307269

→ 同じ海水浴場にて、立山連峰とは逆方向に撮ってみた。彼方には、能登半島の東の湾が見える。この浜辺では、時期が来ると、ホタルイカの身投げ(夜、青色の蛍光色を放ちつつ、集団で浜辺に打ち上げられる)が見られることも。ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツのメッカでもある。

|

« 与謝野晶子版『源氏物語』読了 | トップページ | ヴォルテール パスカル「パンセ」を論評する(上) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

古典」カテゴリの記事

哲学・思想・宗教」カテゴリの記事

写真日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「源氏物語」からロレンス 著の『息子と恋人』へ:

« 与謝野晶子版『源氏物語』読了 | トップページ | ヴォルテール パスカル「パンセ」を論評する(上) »