釈迦も達磨も ひょいひょいと生む
← 紙本淡彩一休和尚像(重文) (画像は、「一休宗純 - Wikipedia」より)
前日の日記に、「明日からはまた予報では雪の模様。そんなに降らないとは思うけど、今のうちに、残っている根雪を少しでも減らさないと」って書いたが、今朝、新聞を取ろうと、玄関を開けたら、びっくり。こんなに降るの?! 慌てて、除雪した。車、出せないもの。30分余りで汗びっしょり。
今冬は、ホントに寒さも降り方も半端じゃない。
昨日の朝まで降った雪は、その日のうちに大半は融けて消えた。が、我が家は別。日の差さない庭なので、根雪もあれば、屋根からの落雪も加わって、悲惨な状況。
今日(23日)は、日中、晴れてくれたのだが、午後の5時ころ、俄かに冷たい風が吹いてきたかと思うと、掻き曇って、霙が降り出した。明朝も零下2度らしい。まだまだ辛い日が続く。
今日届いた電気代の請求書(領収書)を見て、びっくり、ショック。月収(手取り)の5分の1が電気代。それも、来月も。生活ができんぞ。
→ 人気のある某温泉場。除雪した雪が駐車場の片隅に山となっている。こうなると、3月になっても融けないだろう。
一休宗純著の『狂雲集』は、もう三か月以上は座右にある。ちびりちびりと読むというか、眺めてきたが、ようやく今月末か来月初めには通読できそう。
読んだとは到底、言えない。
理解など、無理。
まして、禅の風狂の精神の籠った痛棒を受けることなく、ぬらりくらりと逃げ回った気がする。
それでも、こうした本、というか人物の存在を感じるだけでも意味があるとしたい。
「一休宗純 - Wikipedia」によると、「室町時代の臨済宗大徳寺派の僧、詩人」。「出生地は京都で、出自は後小松天皇の落胤とする説が有力視されている」とか。
← 一休 宗純【著】『狂雲集』(柳田 聖山【訳】 中公クラシックス)
「応永27年(1420年)、ある夜にカラスの鳴き声を聞いて俄かに大悟する。華叟は印可状を与えようとするが、一休は辞退した。華叟はばか者と笑いながら送り出したという」ことは、本書にも載っている。
「男色はもとより、仏教の菩薩戒で禁じられていた飲酒・肉食や女犯を行い、盲目の女性である森侍者(森女)や岐翁紹禎という実子の弟子がいた」など、まさに風狂の禅僧である。
「一休宗純が遺した言葉」に、以下がある:
門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし
釈迦といふ いたづらものが世にいでて おほくの人をまよはすかな
女をば 法の御蔵と 云うぞ実に 釈迦も達磨も ひょいひょいと生む
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