オリンピック後の東アジア情勢…一寸先は闇
← 江坂 輝彌著『日本の土偶』(講談社学術文庫) 「土偶のかたちは時代・地域により大きくちがう。本書は300点以上の図版とともに、形態・特徴・出土状況などを体系的、立体的に解説。さらに縄文時代の文化と信仰を探り、土偶の起源を探究する。 土偶はどこから来て、どのように変化したのか」?
数々の話題を呼んだ第23回オリンピック冬季競技大会(2018年平昌オリンピック )が閉幕した。
たっぷりの感動ももらった。だが、脚光を浴びるのは、メダルをもらったほんの一部の人たち。当然なのだろうけど、割り切れない気持ちも少なからず、燻ってしまう。
オリンピックが終わった後は、政治的には、まさに一寸先は闇だろう。
アメリカのトランプ大統領は何をしでかすか分からないし、中国も北朝鮮を自分らの都合のい国のあり方へと移行させようと画策している。
アメリカ(トランプ大統領)と中国(習近平国家主席)とが、日本(や韓国)の頭越しに、どんな形で手を打つのか。世界の大国の非常な決断の時が迫っているような気がする。
中国にとってもアメリカにとっても、彼らの決めた構図に、韓国や北朝鮮、日本はどんなふうにでも当て嵌められると思っていることだろう。
繰り返すが、世界は一寸先は闇なのだ。
まあ、個人的には、今冬の峠が超えたことが嬉しいだけ。なんたって、電気代が実収入の2割を超えているのだ。暮らしが成り立たない。景気がひどすぎるよ!
さて、なんとか、今月中には、与謝野版源氏物語の上巻を読了できそう。現代語訳で読んでいるにも関わらず、人物相関が把握できない。ただ、それでも、平安時代の宮中の世界が垣間見えるようで、実に興味深い。
よくぞ、こんな物語が書けたものだと思うし、残ってきたということがすごいと思う。
江坂輝彌著の『日本の土偶』を昨日(土曜日)から読み始めた。
1990年ころの本。もう、古典になっている。土偶への理解を深め広めた人であり、本。写真も豊富だし、車中の友に。
縄文式土器にも土偶にも、そもそも縄文時代全般に関心がある。
本書を読む前に、本筋ではないが、「土偶」という名称が気になる。何故に「土偶」なのか。誰が命名したのか。
「偶(グウ)とは - コトバンク」によると、「偶」には、「思いがけず。たまたま」や「二で割り切れる数」、「二つで対をなすもの。ペア。カップル」などのほかに、「人の形に似せたもの。人形」という意味があるとか。
なるほど、土で作る人形(ひとがた)ってことなんだ。今更、調べているなんて、情けないけど、すっきりした。
← オリバー・ストーン/ピーター・カズニック著 『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2』(熊谷 玲美 /小坂 恵理/関根 光宏/田沢 恭子/桃井 緑美子訳 ハヤカワ文庫NF) 「第二次大戦後の冷戦も、通説とは異なりアメリカが主導していた。むしろアメリカは核戦争の瀬戸際にたびたび世界を追いやっていた。そして軍事介入という形で混迷する南米やアジアの諸国を操り、帝国の版図を広げていた――ベトナム戦争で泥沼にはまり、世界にその素顔をさらすまでは。不世出の指導者ケネディはなぜ死なねばならなかったのか」とか。
オリバー・ストーン/ピーター・カズニック著の『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2』をゲットした。
第1巻が面白かったので(拙稿「無風快晴 桜ヶ池公園「自遊の森」へ」など参照)、立ち寄った書店で見つけた第2巻を入手。
正義と自由と民主のアメリカという建前の一方で、アメリカはかなりえげつないことを一杯やってきたし、やっているし、これからもやりつづけるだろう。世界で一番、好戦的な国柄だもの。
日本への空襲という名の民衆虐殺、原爆、ベトナムでの蛮行、利益のためなら他国の政権を崩壊させ、あるいは侵略する。
ただ、正当化するイメージ戦略は卓越している。トランプのアメリカは、本性がちょっと出ているだけ(ユダヤ人や全米ライフル協会、軍産複合体、ウオール街の成功者たち、キリスト教福音派などの強固なロビイスト集団や既得権益集団がアメリカを動かそうとしている)。アメリカ国民は、もっと洗練された遣り方があるだろうって怒っているだけ。
できるだけ早く、本書を読みたい。
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