空模様に翻弄されつつ井上安治を想う
本格的な寒波の襲来で、北日本や北陸などの日本海側は大雪も懸念されていた。
実際、数十センチの積雪のあった地域も。
→ 井上安治「東京真画名所図解 駿河町夜景」(1884-89(明治17-22)) (画像は、「川越市/《所蔵作品紹介1》井上安治「駿河町夜景」より) 「井上安治 - Wikipedia」など参照。
我が富山も北陸である。しかも、昨日(水曜日)は仕事。車を使う仕事。どうなることやらと心配していた。
その日の朝は、十センチ足らず。これからどんどん積もるのかと憂鬱な気分のままに出勤。
湿っぽい、重い雪が降ると、まあ、これなら積もらないなと思っていると、途端に純白の乾いた雪が降りだしてきて、車の屋根もウインドーも真っ白に覆っていく。
いよいよ本格的な雪か……と覚悟を決めようと思ったら、あっという間に霙っぽい雪になり、時には雪どころか雨さえも上がったり。
とにかく、気象の変化の激しい一日だった。結局、夜になっても積雪は朝方と似たり寄ったり。
夜半に仕事を終えて、路面の雪や濡れた状態が凍結しないうちにと、さっさと家路についた。
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冬になって困ること。いろいろあるが、たとえば、入浴と洗濯。我が家、風呂場や洗面所が寒い。隙間風。余儀なく、銭湯へ。銭湯は気持ちいいけど、雪の中、車で行くっきゃない。
あと一つは、洗濯。と言うか干す方法。洗うのは洗濯機でできる。問題は干すのが無理。コインランドリーを利用するのもいいけど、毎度毎度は大変。そこで、温風の出る扇風機を買った。部屋干しになるけど、仕方ないよね。でも、まだトライしていない。さて、うまくいくか。
温風の出る扇風機を使っての洗濯物干し。初めてなので、まず場所が問題に。当初は、浴室に突っ張り棒を設置し……と思ったが、考え直した。わざわざ寒い風呂場を温めるなんて無駄。
やはり、居室である茶の間で乾かそう。温風の熱で部屋を暖めることができる。部屋に居ながらにして、温風の当たり具合や乾き具合を見て、洗濯物を移動させたり、入れ替えたりできる。
問題は干すための棒をどう設置するか。そのための試行錯誤にやや戸惑ったが、まあそれなりに得心がいった。干して後は寝て待つだけ。まずまずの結果だった。

→ 井上安治「東京真画名所図解 銀座通夜景」 (画像は、「井上安治「東京真画名所図解 銀座通夜景」 - 足立区綾瀬美術館 annex」より)
本稿を書こうとしていて、ふと、井上安治の版画(絵)が思い出されてしまった。
十年ほど前、彼について特集したこともある。
拙稿である「井上安治:影法師切なる思い描きしか」では、下記の一文で稿を終えている:
(前略)東京に新しい、これまでの東京タワーの倍に近いような高さのタワーが立つということで、風景の変化が予想される。そんな地区を描いた絵が井上安治にあるからなのだろう。
冒頭近くで書いたように、井上安治は小林清親の影武者と呼ばれたりすることもあった。独自性も時代の変化もあって(江戸から明治へ)発揮しつつあったのかもしれないが、明治22年に26歳に、まさに夭逝している。
いよいよ輝こうかという時に没してしまった。惜しい。
影法師という言葉に改めて切々たる思いを抱かされつつ、本稿を終える。
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