立山連峰を眺め宇宙を想う
今日は休みの日。
朝、目覚めると、思いがけなくも快晴。やや風はあるものの、これは外出日和。ツーリング日和である。
← 呉羽山の立山連峰観望エリアには、大正天皇の碑がある。明治42年10月1日、皇太子だった頃、この地を訪れた。漢詩「登呉羽山」を詠まれた。のち、この場所は御野立所と呼ばれる。昭和26年10月、先の漢詩の一部が歌碑となった(但し、現在の歌碑は平成14年10月に再建されたもの)。詳しくは、「呉羽丘陵とその周辺ぶらり見どころ」を参照のこと。
といっても、実は生活のため、いろいろ経費が掛かっている。金策のための外出も必要。
そこで、スクーターを駆って金策の旅に出ようと思い立った。ツーリングと言うにはあまりに野暮だが、必要に迫られているのだから、仕方がない。
ところが、出発の準備に手間取った上に、こういう時に限って客が来て、さらに出発が遅れ、目途の時間には到底間に合わなくなった。
→ 富山市の呉羽山(展望台ト)から立山連峰を観望。立山連峰とは、立山 剱岳 大日岳 薬師岳 などなど。「立山連峰 - Wikipedia」を参照のこと。
それでも年内、もうバイクを駆る日は少ないだろうと、無理を承知でスタート。
十数キロ走ったところで、目的地を変更しUターン。
帰路の途中、今日も立山連峰が綺麗に浮かび上がっているので、せっかくだからと呉羽山の展望台を目指した。
← 大正天皇御製 「登呉羽山」 (「【公式ホームページ】呉羽山観光協会」を参照のこと)
呉羽山は、岩瀬浜や市役所の展望台、環水公園などと共に立山連峰の観望スポットの一つ。
何度となく訪れたことがあるが、これだけ絶好の眺望をこの地で恵まれたことがない。今日こそは、である。
一方、読書もしたい。
カズオ・イシグロの本も読んでいるし、一休の「狂雲集」やマックス・テグマーク著『数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて』も少しずつだが読んでいる。
→ オナガなのかな、朝、庭に何羽もの野鳥が飛来し、庭木の実を啄んでいた。やがて、気配に気付いたのか、何処へと飛び去っていった。いよいよ、野鳥らには辛い時期になるのだろう。ふと見ると、庭の奥の柿の木が裸木に。残しておいた10個ほどの実がなくなっている。野鳥が熟した実を啄んだのか、熟しすぎて風に落ちたのか。
宇宙論関連の本は中学の頃から、自分の大好きな読書分野の一つ。
車中での待機中も、重力波がテーマの本を読んでいる。
← マックス・テグマーク著『数学的な宇宙 究極の実在の姿を求めて』(谷本 真幸訳 講談社) 「物理学、天文学、数学をもとに、著者は大胆な仮説「数学的宇宙仮説」――私たちの生きる物理的な現実世界は、数学的な構造をしている――そして、究極の多宇宙理論を展開」するという。しかも、数式を使わない、やさしい説明。しかし、書かれた内容は相当なもの。
宇宙論は、既にデータで裏付けられた宇宙科学になっているし、観測はもちろんだが、数学こそが探求の大きなツールになって久しい。
本書はまだ三分の一も読んでいないが、宇宙像がここまで進んでいることに驚きを禁じ得ない。
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