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2017/12/04

無風快晴 桜ヶ池公園「自遊の森」へ

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←  オリヴァ-・スト-ン / ピ-タ-・J.カズニック著『オリバ-・スト-ンが語るもうひとつのアメリカ史 <1> 二つの世界大戦と原爆投下』(大田直子/鍛原多惠子/梶山あゆみ/吉田 三知世/高橋 璃子訳 ハヤカワ文庫NF)  「オリバー・ストーンによれば、自由の擁護者というアメリカのイメージは虚像に過ぎない。アメリカはかつてのローマ帝国や大英帝国と同じく人民を抑圧搾取する「帝国」なのだ。私たちはその真実の姿を今こそ知らねばならない」という。

 オリヴァ-・スト-ン / ピ-タ-・J.カズニック著の『オリバ-・スト-ンが語るもうひとつのアメリカ史 <1> 』を読了した。

 冒頭を読み始めた頃、以下のような呟きをした:

 本書を読むと、アメリカの歴史がいかに血塗られたものか、これでもかというほどに分かる。先住民(勝手にインディアンと蔑称)を徹底的に虐殺し(西部劇という名の惨劇)などについては、以前にも本ブログで縷々書いた:「古矢 旬著『アメリカ 過去と現在の間』」など参照。 以後のアメリカの歴史たるや! 資本家たちのために軍隊を動かし、抵抗する民衆を、ハワイをグァムをパナマを、フィリピンを、ベトナムを、イラクを……(以下、蜿蜒と続く)蹂躙してきた。トランプ大統領が民主と正義を標榜するアメリカに不都合なのは、アメリカの正体と本音が露骨過ぎるからだろう。
 トランプのアメリカを知りたいなら、本書をこそ読むべきだろう。
 別にトランプを擁護するわけではないが、ワシントンポストの過去の言動のひどさには呆れるばかり。
 一般論として言えることは、人権や正義や民主を声高に標榜する奴(国、集団)ほど、脛に傷があり後ろめたくもあり、そうした実体(過去)を隠したいものではなかろうか。アメリカはその典型かもね。

 そろそろ半ば過ぎを読んでいた頃には次のような呟きを:
 
読むほどにアメリカという国の怖さを思い知る。先の大戦の末期、日本が条件次第では降伏するという意思をアメリカ側ははっきり認識していたのに、日本本土を空襲する。ターゲットは軍需施設は名目で、実際は日本人を蹂躙するため。アメリカでは日系人が拘束され虐待される一方、日本人は、ナチのドイツ人より嫌われていた。ジャップという別称があらゆる媒体で喧伝される。
 降伏を模索していた日本への原爆の投下も、アメリカでは反対する勢力は皆無に近かった。日本を殲滅すればいいという風潮に抗えるはずもない。実際には、日本の(ほぼ)無条件降伏は目前だった。原爆の投下は、大戦後の世界政治の中で、ロシアなどを睨み、アメリカの主導権を優勢にするため。
 
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→ 快晴無風。15℃と、ツーリングに絶好の日和。バイクに乗りたい。さて、どこへ行くか。朝、何かのパンフレットに桜ヶ池の写真が載っていた。富山県人でありながら、高校卒業後すぐ富山を離れたこともあって、富山のことはほとんど知らない。桜ヶ池も初耳。

 しかし、ロシア(ソ連)より原爆製造、さらには実戦での使用を急いだのだが、ソ連はとっくに開発に着手していた。
 が、ソ連は、アメリカが実際に原爆を投下したことに驚愕する。降伏の意思は示しているし、日本列島の随所を空襲で焼け野原にした以上は、軍事的には原爆投下の意味はないってことは、ソ連もだが、アメリカの多くの軍事当局者も知悉していた。トルーマン大統領に投下はやめるよう進言していた。
 が、人種差別主義者で特に日本人を軽蔑していたトルーマンは聞く耳を持たない。
 投下後、原爆投下で日本での地上戦でアメリカ兵などの多数の死傷者を避けられたし、日本の降伏を速めたと、懸命に喧伝するも、トルーマン大統領らは、投下したことへの後悔は全くなかった。
 ソ連との冷戦構造も、トルーマンによる原爆投下と、ヤルタ会談での約束を守らなかったことなどがソ連指導者らに不信感を増幅させてしまった。
 アメリカは戦争末期、ルーズベルトを失い、トルーマンという愚かな大統領を選んでしまった、その不幸はあまりに悲劇的な結果を世界に残した、と本書で力説されている。

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← 「富山県南砺市桜ヶ池公園「自遊の森」」 この桜ヶ池はキャンプも出来るし、温泉もある。さらに、釣り人が目立つ。何が釣れるんだろう。余談だが、今回のツーリングで、とんでもない、恥ずかしい失敗をした。帰宅するまで、ずっとドキドキ。

 バイクにはカーナビを設置していない。高速を使って現地まで一直線じゃなく、一般道を行くので、随処の交差点で曲がる必要がある。何度か目には迷うし、間違う。仕事ではないし、急ぐ必要もないのだが、スムーズに行きたいもの。
 ただ、下道をあちこち農村などを走ると、ローカルな風景を楽しめて、これこそツーリングの醍醐味だと感じた。
 でも、カーナビがほしい。通り道で見かける施設などの正体が知りたいし、道を迂回するにしても、方角が見当違いでは辛い。あるいは、途上に意外なロケーションがあるのに、みすみす通りすぎるのも惜しい。

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